新洲崎JCT ランプ増設工事始まる

名古屋高速はリニア開業に伴うアクセス向上策として、既存の路線やジャンクションにランプを増設する工事を行います。

そのうち新洲崎JCTでは新たに都心環状線と吹上方面の入口、名古屋駅方面への出口が出来る予定です。

こちらは下広井の斜めに走る道。Nagoya the Towerに近い場所です。写真は南東方向を向いています。

奥に見える新洲崎JCTは現在出入口の機能はありませんが、ここにランプを増設します。中央に見える工事エリアに高架が建設され、奥のJCTに伸びていって接続します。

これができると、名鉄バスセンターの観光バスがスムーズに高速に出入りできるようになります。現在も名駅入口はありますが、信号待ちなどで距離の割に時間がかかります。

このランプ増設の完成模型を見つけたので載せたいと思います。場所は黒川にある名古屋高速の広報施設「ネックスプラザ」です。黒川ICのランプは建物にぐるぐる巻きになっていますが、その建物の1階です。

こちらがその模型です。新しいランプがどのようになるか手に取るようにわかります。

左上が住友生命ビル。中央やや上がNagoya the Tower建設予定地です。

これを見るといくつかのことが分かります。まず、下広井交差点方面に伸びるランプが結構長いこと。先ほど書いたように名鉄バスターミナルからすぐに高速に入れるようになると思われます。昔、名鉄新ビルに高速道を直結させるという案がありましたが、そこまでは行かなくとも、それに近い形が実現できると言えそうです。

また、特に出口のランプが、既存の高架をくぐるのではなくまたぐ形になっています。かなり大掛かりな工事になることが予想されます。完成後は名古屋高速単体のJCTとしては最大規模となるでしょう。

そして都心環状線へのオンランプが名鉄の営業所の上空を通過していることも分かります。名鉄は営業所の再開発を構想していますが、南側半分くらいは高速道路建設のための土地になりそうです。

この他、黄金ICの一部出入口追加の工事も行われています。完成は新洲崎JCTと同じ2027年の予定です。

先日は新たに「栄出入口」と「丸田町JCT 西渡り線・南渡り線」を整備することについて国土交通大臣の許可を受けたとの発表もありました。こちらは2028年の予定です。

パワーアップする名古屋高速は今後も随時記事にしていきたいと思います。

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