栄のアネックスビルが10月閉館 再開発か

7月15日、中日新聞などは久屋大通駅直結のセントラルパークアネックスビルが10月で閉館すると報じました。核テナントである東急ハンズは移転するそうです。建物の再開発は協議中とのことです。

最近どんどん再開発の卵のような情報が出てきますね。嬉しい限りです。

アネックスは久屋大通と桜通の南西角に位置する商業ビルです。主要なテナントとして東急ハンズが入居しています。建物開業は1986年とそこそこ歴史があり、最盛期にはかなりの売上があったそうですが、近年は低迷。存続は難しいと判断され、同ビルでの営業を終了することになりました。

郊外モールの台頭もありますが、東急ハンズはタワーズにも出店したのがこのような結果になった大きな要因でしょう。規模もかなり大きいですし、最近の名古屋駅地区の台頭と相まって、こちら側の店舗に大きく影響を与えました。

ただしこのまま撤退というわけではないようで、2022年秋に栄地区内で移転オープンするようです。場所は明らかになっていませんが、どこでしょうね？

気になるのは今後の行方です。複数の報道機関が再開発を協議中としています。そこで重要になるのが一体開発できるかどうかです。

当該街区はこのように桜錦ビルという別のビルが挟まっており、アネックスはそれを取り囲むようにコの字型に建っています。

ここがうまく合意形成できないまま再開発してもあまり大きなものは作れません。見栄えも良くないですし運用上も使いにくいでしょう。なのでまずはここがうまく一体で行けるかが重要です。

次に注目するのは南側です。一番南側のビルは最近解体されてコインパーキングになっています。一体開発のチャンスです。こことその北側数軒のビルがまとまればそこそこ大きな敷地になります。

街区西側は大きなビルもあり、完全に一体化するのは難しそうです。

私としては、多少時間をかけてでもいいので、街区東側は一体開発になると理想かなと思います。

おまけです。ここから南に300m、カゴメ本社ビルの建設が進んできました。先日タワークレーンが設置され、鉄骨は3階にかかり始めるところです。

11階建てで2022年7月の完成です。目を引くデザインなので注目ですね。

まだ構想段階ではあるものの松坂屋、スカイルなどの情報が出てきて、今度はアネックス。栄が本当に変わっていくことを実感します。今後に期待ですね。