木の柱が覆うデザイン!名城公園新体育館詳細

2月17日、愛知県は名城公園に整備する新しい県体育館(アリーナ)の概要を発表しました。設計は隈研吾氏で、公園との一体感を表現するための木の柱で覆う外観が特徴的です。完成すればアリーナとしては国内最大級となる見込みです。2025年夏の開業予定です。

また名城公園界隈の様子もお伝えします。周辺では交通局名城工場跡地の施設が判明、名古屋造形大学の工事進捗などさまざまな動きがあります。

まずは新体育館の概要から。現在の体育館は手狭でかなり老朽化が進んでいるため、また名古屋城の敷地内にあるため、広い北園に移転新築する計画が進んでいました。

2019年には大まかなまかな完成予想図が示され、延床4.3万平米、収容人員1.5万人という規模が発表されました。

2020年にはPFIを利用した公募が開始。3件の応募があったようで、選定委員会の審査を経て、2月17日に落札者が決定しました。その結果、事業者は前田建設工業などのグループとなりました。

引用愛知県新体育館整備等について

こちらがそのデザインです。設計には新国立競技場や高輪ゲートウェイ駅の実績がある隈研吾氏を起用。同氏らしく木材のフレームが特徴的な案となっています。

なかなかいいと思います。ボリュームが少し大きいですが、周辺は名城公園で木々が多いためうまくマッチするのではないかと思います。

建物スペックですが、延床は5.8万平米、収容人員は1.7万人と初期の案から規模拡大しています。これは有明アリーナよりも大きく、新体育館はワールドクラスの施設を目指します。

内部の様子です。コンサートからスポーツまで幅広い用途に対応し、天井高は30mを確保。アジア大会にふさわしいスペックを誇る施設となります。

設計施工を担う前田建設工業は、従来の工事請負業務だけでなく、企画や運営など新事業の取り組みにも積極的な企業です。準大手ゼネコンの中でもユニークな存在と言えます。愛知県でも国際展示場や知多半島道路の運営事業などに関わっています。期待できそうですね。

運営はNTTドコモで、最先端の情報通信技術(ICT)を、観戦や鑑賞の質の向上に活用していきます。

設計・建設費はおよそ400億円ですが、運営権およそ200億円を売却することで、実質半額で建設できるようです。工事は来年頃から始まるものと思われます。完成は2025年夏の予定、楽しみですね。

次は名城公園周辺の様子です。まずは名城工場跡地のトピックです。

引用旧名城工場跡地の借受予定者の選定について

こちらも応募がかけられていました。愛知学院大学の南、名城公園駅と市役所駅のちょうど中間地点あたりの広い敷地です。ここには交通局の名城工場がありましたが、別の工場に機能統合されたため解体、跡地利用が模索されていました。

今回事業者に決定したのは医療法人朋寿会です。同会は、ホテル、クリニック、スポーツ施設、スパ、レストランなど「健康と美と食」をテーマとする8階建ての施設計画を提案しました。高さは30mほど。2024年開業予定です。

ここはどのような土地利用にするか難しいところでしたが、ホテルを軸とした案にまとまりました。ただしただのホテルではなく、スポーツ施設やスパなどを入れ、滞在型の施設としている点が特徴的です。

次に名古屋造形大学の建設工事です。

1年ほど前から本格的に工事が行われている名古屋造形大学。名城公園駅のほぼ真上で施工が進んでいます。定点観測ポイントは構造物の出現によってあまり奥が見通せなくなってしまいました。

歩道から建物まではかなり距離があるため、大通り沿いはかなりゆとりを持った空間ができるのではないかと思います。

再開発相次ぐ名城公園周辺の動き

2か月前の様子はこちらから。

巨大なクローラークレーンが多数稼動しています。意匠が特徴的な4階建ての新キャンパスは来年春から始動します。

手前に名城公園駅の入り口が見えています。同駅は名城線の中でもかなり古参で内装も相当老朽化しています。住宅街にあるため利用客も際立って多いわけでなく、古いまま放置されていました。

そんな名城公園駅ですがリニューアルされることになりました。交通局は地下鉄の古びた駅を中心に大規模改修する方針を発表していましたが、名城公園駅もリニューアル対象に選ばれたのです。当初ここは利用客も多くないため対象外かと思われていましたが、先日の日経新聞によると対象になったようです。

理由としてはやはり相次ぐ大学の進出による利用客の増加、そしてなにより記事冒頭で紹介した新体育館の建設です。完成すればこの駅がコンサートやスポーツに足を運ぶ人にとってのゲートウェイになりますから、リニューアル対象となってよかったと思います。

現在はその第1弾として千種駅のリニューアルが始まっています。工期は2年とかなり気合が入っているようなので完成が楽しみです。名城公園駅もたくさんの利用者が利用する駅にふさわしい装いになってほしいですね。

結構長くなってしまいました。が、それくらい名城公園エリアで注目の動きが多いとも言えます。今後の進捗が楽しみですね。

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コメント

  1. 江戸川の名古屋民 より:

    名城公園駅の出口が、現在大津通りの西側(アリーナ側)にないので、ぜひ作って欲しいです。

  2. すもも より:

    新愛知県体育館
    運営企業にCBCが名を連ねているけど
    こういうのって他のマスコミ関係によるイベントに
    影響を与えたりするものだろうか?
    CBC側は無問題としても、イベントする側は
    CBCに内容が漏れるのは良い気がしないだろうし

  3. tk より:

    当初より規模が大きくなったのはうれしいニュースですね
    現在建設中の横浜Kアリーナが2万人規模、大阪の吹田にできる新アリーナも横アリ以上の規模になるそうで、日本もいっきにアリーナ大型化の時代に突入しましたね。アメリカはどの都市にも2万人前後のアリーナがありますし、中国や韓国にも大型アリーナが続々と誕生しています。

    コンソーシアムに参加しているアンシュッツは米エンタメ大手企業。アリーナ先進国の運営手腕にも期待大です。
    AEGのホームページをみるとちょっとワクワクします。
    https://www.aegworldwide.com/

    隈研吾氏設計といえば、新国立競技場がかなり酷評されているので、若干不安な面も。
    極端な短工期のせいか座席設計や内装が欠陥だらけのようで、1500億円もの巨費を投じたのにかなり安っぽい出来栄え。
    ああならないことを祈るばかりです。

  4. 権兵衛 より:

    建設中の名古屋市体育館(パロマ瑞穂アリーナ)、久屋大通南に作る構想のあるアリーナと、どんな感じで棲み分けるのか気になります