フコク生命 16階建て延床4.6万の大型ビルに

清水建設、富国生命、清水総合開発は、丸の内のフコク生命ビルとその周辺駐車場について、16階建て延床46000平米の大型ビルに建て替えると発表しました。

計画地では現在、フコク生命ビルの解体工事が進んでおり、新築工事は清水建設の設計施工により2021年10月に着手します。竣工は、富国生命の創業100周年度に当たる2024年1月を予定しています。

引用清水建設 ニュースリリース

こちらが完成予想図です。デザインは名古屋中心部の碁盤の目状の街区から格子状に。縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザイン化した、時代に左右されない端正なフォルムとしています。

開発コンセプトは「多様な働き方に応えるオフィス」で、人と建物をサポートするAIやIoT技術の導入などにより、ニューノーマルの働き方を見据えたオフィス空間を創出します。また、持続可能な社会の実現を目指し、環境性能にも配慮。基礎免震構造の採用といったBCP対応、非接触技術や高機能換気システムの導入などの感染症対策にも注力し、名古屋を代表する先進オフィスビルを目指します。

1階から3階は自走式駐車場です。自動車を主たる移動手段とするテナント企業の需要に応え、周辺ビルとの差別化を図ります。

基準階専有部の面積は、名古屋市内で最大級となる約2350平米を予定しています。これはJPタワー名古屋とほぼ同水準です。

やはりボーリング工事をしていた通り駐車場との一体開発となりました。そこは非常に評価できると思います。

また、昨年夏の日経の報道では延床3万などと言われていました。当時どれほど計画が固まっていたかはわかりませんが、今回発表の数字はその1.5倍にあたり、コロナ禍の中では嬉しい内容となりました。

ただ、全体的な印象としてはちょっと地味ですね。まあ丸の内はそんなに派手なエリアではないのでこれでいいのかもしれませんが・・・

近いうちに建築計画の概要などが出ることでしょう。高さは75mくらいでしょうか。今後は解体工事の様子なども記事にしていきます。