新型コロナ影響深刻 セントレア再浮上遠く

新型コロナウイルスにより厳しい状況が続く中部国際空港セントレア。先日、その様子を見に行ってきました。特に国際線は本当に静まり返っていて不気味なほどでした。今回はセントレアの状況をお伝えします。

セントレアへは展示場などの工事が行われていた頃は頻繁に通っていましたが、それ以来は全く来ていませんでした。まさか次来るのがこんな状態になるとは予想もできませんでした。

ちなみに、この日使ったのは「Gotoセントレアきっぷ」です。3250円で名鉄全線乗り放題+セントレアで昼食無料+フライトパーク入場券+地域共通クーポン1000円という破格のきっぷです。興味を持った方はぜひこのきっぷでセントレアへ行き、経済を回していきましょう。

アクセスプラザの様子です。ここはそれなりに人がいました。それでも平時よりは少ないです。

名鉄はミュースカイの減便を未だに継続しています。国際線がほとんど回復していないので、妥当な措置でしょう。

ターミナルビルに入ります。店も一部店舗が休業、閉鎖していました。4階スカイプラザも相当な苦戦を強いられているように見えました。

スカイデッキの人も少なめでした。飛行機を見に行ってもほとんど飛行機がいないので早々と撤収。ターミナルビル内に戻ります。

そして国際線はショッキングでした。チェックインカウンターには誰もいません。人の消えた空港、まるで映画のワンシーンのようで、不気味にさえ感じました。

新型コロナで影響が出る業界のうち、最も尾を引くのが航空であると強く実感しました。

ディスプレイには欠航の文字が並びます。現在、東南アジア系は一部運航再開していますが、遠距離便の再開のめどはたっていません。フィンエアー、ルフトハンザ、エティハド、デルタなどが運航再開する日はいつになるでしょうか。

次に第2ターミナルの様子、と行きたいところですが、何と閉鎖していて入れませんでした。訪れた時間は14時ごろ。その時間で閉まっているとは・・・コロナショックが航空業界に与える影響は計り知れないと実感しました。

現在は撮影時より便が回復したので開放時間が長くなったらしいです。しかし就航している便はほんのわずか。エアアジアも撤退してしまいますし、せっかく作った新ターミナルが・・・という感じです。

ということで、セントレアの状況は深刻です。このペースでいけば今年の利用客数は200万人くらいとなり、その辺の地方空港並みになってしまいます。さらに来年、再来年くらいは影響が残りそうで、再浮上の道のりはなかなか険しいと言えそうです。

しかしこの先何十年もこれが続くとは考えられません。セントレアが再び活況を取り戻す日は必ず来るはずです。長い道のりになるとは思いますが、ポジティブに将来を考えたいですね。

コメント

  1. ノボール より:

    今のところ一番のポジティブ要素はピーチ進出。
    あとは根本的な問題として、名古屋飛行場はビジネス機など小型機のみの運航にすべきだと思いますね。

    今後、国際線を維持する為には、少ない乗り換え需要もコツコツと拾わないといけないのに、分散してたんじゃダメ。