中部日本ビルディングは1966年、中日新聞社の跡地再開発として建設された複合ビルです。ビル内の事務所や商業施設、劇場などは多くの人に利用され、長年栄のランドマークとして愛されてきました。
2016年には老朽化による建て替えが発表されました。2018年末には規模が31階・170mと判明。そして2019年3月に惜しまれつつも閉館し、現在は解体工事が始まっています。
前回から2か月ぶりの取材です。
現在の様子です。建物の大半がシートに包まれ外観がほとんど見られなくなりました。下の方からは徐々に足場も組まれています。
建築計画の概要はまだ掲示されていませんでした。そろそろ掲示されてもおかしくない頃です。
ラシックから見た様子です。左上の回転レストランもその姿を拝めなくなりました。右上、中日ビルという文字はまだかろうじて見ることができます。
手前のバスターミナル跡地も広場になりますし、数年でここから見る景色は一変しますね。
三越との並びです。10年後には両ビルがツインタワーに生まれ変わります。左奥の中日ビル解体は、ついにそれに向けて第一歩が動き始めたという感じがしてワクワクします。
写真に見えている三越の屋上遊園地の観覧車は保存が検討されているようです。中日ビルの回転レストランとともに、新ビルになっても歴史を感じさせるものが残るといいですね。
新ビルは2024年度完成予定です。
コメント
建築確認申請手続きが20年11月に予定されているので新ビルの建築計画の概要掲示はまだ先かと思います。丸栄以上に大きなビルなので時間がかかりますね、確か21年3月までかかって新ビル建設はその後だったはずです、どこかで見ました。来年一年は白い中日ビルを見ることになりそうです。
あと話変わりますが東山線栄駅の混雑改善について、現名鉄名古屋駅みたいに3面2線に拡張するのはどうでしょう?ふと思っただけで実際に可能かどうかはちゃんと考えてないのでわかりません、すみません。
中日ビルの建て替えはちょっと時間がかかり過ぎのような気がします。というのは、ほぼ同規模の大名古屋ビルヂングの建て替えの場合、旧ビルの営業終了から新ビルの営業開始まで僅か3年1か月しかかかっていません。このスピード感には私も感心しました。中日ビルは、現在の建て替え計画では、この期間が最低でも5年はかかる様です。大名古屋ビルヂングの事業主の三菱地所は不動産会社であるため、当該不動産が利潤をもたらさない期間を出来るだけ短くするという本能的な力が働く一方、中日ビルの事業主は新聞社なので、その点はややおおらかに、ゆっくり余裕を持って事業を進めていけばいいという感覚があるのかもしれません。
大名古屋ビルヂングは異常な速さでしたね。
いやむしろ地所にとって大名古屋より中日新聞にとっての中日ビルのほうが収入源としての割合が大きいはずだから中日も早く建て替えして稼働したいはず。でも取り壊しに以上に時間がかかるというのは同意。
職人不足とかあるのかも。
地所にとって大名古屋周辺は三菱関係のピルが多く一体開発に絶好の場所だったのにコレクトマークなんかたてるし正直大丸有エリア以外やる気あるのかどうか…