再生目指す中川運河 沿岸に相次いで商業施設

中川運河では最近、賑わい創出や水辺の再生のためのさまざまな開発計画が出ています。いずれも規模は小さいですが、水辺の賑わいの生み出す計画として注目されています。

中川運河は大正から昭和にかけて建設された、名古屋駅方面と名古屋港を結ぶ運河です。当時は笹島のターミナルまで鉄道で輸送された貨物を港まで運搬する手段として水運が使われていました。一方で中川運河は生活排水などが行き着く先でもあったため、水質は悪く特に高度経済成長期にはヘドロが大量に蓄積するドブ川になっていました。近年になって浄化が進み、せっかく水辺空間があるのだからそれを生かそうという動きが出てきました。

先日明らかになったのは南郊運河の商業施設建設計画です。

完成予想図です。なかなかおしゃれな外観です。名城公園のtonarinoのような雰囲気でしょうか。緑豊かな遊歩道や芝生広場の整備も盛り込まれています。周辺の活性化、賑わい創出を期待したいですね。

開発予定社は東京のZIP株式会社。温泉、飲食、健康増進施設などの複合施設となります。北側にも同社の温泉施設があるため一体的な活用も想定されています。5年以内の運用開始が予定されています。

この少し南にはみなとアクルスがあります。キッザニアが完成すれば運河沿いの魅力はさらに向上するでしょう。

上流のほうでは岡谷鋼機による倉庫の建て替え計画があります。現在の老朽化した建物を建て替え、竣工時の「昭和の原風景」を再現した建物とします。

地域からは「歴史的価値の高い倉庫等の景観を維持・保存したい」という要望があるようです。おしゃれなカフェなどを誘致して人を呼び込めると良いですね。

ささしまライブまで行くと船だまりがあります。市はこの船だまりの東側に何かしらの賑わい施設をつくることを想定しているようで、今年にかけて民間事業者の参入意向などが調査されていました。

容積率は300%なのでそれほど大きなものはできませんが、ささしまライブや中川運河の起点であるこの場所を盛り上げるようなものができるといいですね。

これまで名古屋は水辺空間をあまり有効利用できていませんでした。しかし近年は中川運河や堀川の再生計画が進み、水と親しめるまちづくり、地域づくりが動き出してきたと思います。

中川運河にはささしまライブ~みなとアクルス~名古屋港~金城ふ頭を結ぶ船も運航しています。まだまだ知名度は低いかもしれませんが、水運による回遊性向上やそれに伴う運河の魅力向上を期待したいと思います。

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コメント

  1. 地方人 より:

    目指すべきは小樽運河のような感じにお洒落な施設を増やし、名古屋を代表する観光地ヘ