丸栄本館の解体状況 2019.5

栄を代表する百貨店だった丸栄は、徐々に売り上げ不振となり昨年6月に閉店。建物解体後、北側の国際ホテルなどと一体開発され、新たな商業施設として生まれ変わる予定です。

親会社である興和は昨年11月から丸栄本館の解体工事に着手しています。工期は2020年3月までの予定です。

丸栄本館の解体状況 2019.3

前回から2か月ぶりの取材です。

建物全体がシートに覆われました。これまでの姿はもう見ることができません。いよいよ解体が始まるんだなあと実感します。

さて、丸栄の前回の記事で、暫定施設を中止するという情報を提供していただいた方がいました。情報元は中部経済新聞だそうで、私は購読しておらず会員でもないため確認していないのですが、これが本当ならかなりの方針転換になります。

一体開発が最もいいのは分かっていますが、先行開発できるところだけでも進めるというやり方は悪くありません。最悪なのはいつまでも安藤証券と合意できずに時間だけが経過するというパターンです。丸栄跡地が駐車場や低層暫定施設として利用される状態が長く続けば、栄の活性化に悪影響をもたらします。やはり再開発に踏み切るなら今、と考えたのでしょうか。

丸栄跡地を先行開発しても、国際ホテルの街区を2期として建設し、空中回廊で結んだりすることはできるはずです。同時施工でないとできないような巨大な人工地盤などの可能性はなくなりますが、それぞれの敷地でもそれなりに面積は確保できます。

一方でこちらの朝日新聞の記事をご覧ください。栄の発展と進化を紹介する記事で、これまでの400年間のあゆみとこれからの再開発などの予定が載っています。その画像の年表をよく見てください。丸栄跡地に商業施設完成が30年頃になっています→朝日新聞記事

あまり表には出てきていないものの2027年完成はもう諦めているということでしょうか。一体開発にしても、丸栄跡地を先行開発して国際ホテルの街区を後で開発するにしても、全体の完成が2027年に間に合わない可能性は高いかもしれません。

プリンセス大通りから見ます。結構なボリュームがあります。1年後にはここから国際ホテルの姿がはっきり見えることになります。そのときまでに合意を形成することは難しいでしょうが、暫定施設の有無は判明するはずです。

丸栄再開発は栄復権の鍵の一つです。ここが一体開発で素晴らしい建物になれば、インパクトは絶大です。何とか成功して欲しいですね。

シェアする

フォローする

コメント

  1. 日野 より:

    中経新聞に暫定施設はやめたと書いてありましたがそのすぐ後の興和副社長のインタビュー記事ではやはり暫定施設は建設すると書いてありました。ゲンダイじゃ無いんだから中経新聞にはもうちょっとちゃんとして欲しいです。
    インタビュー記事の概要もう一度貼ります。↓
    ・2030年代前半に一体開発実現したい。
    ・丸栄解体は順調で20年3月に完了。
    ・栄町ビルは20年末に解体着手。
    ・暫定の商業施設は21年にも小規模ビルで造る。敷地の広さ活かす。
    ・オフィス、ホテル、会議場、劇場、マンションなどの複合高層ビル

    それと丸栄再開発の話になるとよく「大手デベロッパーに売却しろ」ってコメントを目にしますがこれがよく解らないんですよね。興和は最初からデベロッパーと一緒にやると言ってましたし、そもそも不動産事業が本業でない興和が単独でやるわけないし。地権者の件は事業主体がデベロッパーになったからと言っていきなり解決できる訳ないし。なんで売って欲しいの?そんなに名古屋企業の土地を東京企業の土地にしたいの?って感じです。

    • 名古屋人 より:

      実績と実行力とクオリティの高いブランディング出来るデベという事だと思います。興和のこれまでの進捗経過を時系列で閲覧すると、とても組んでるデベが優秀とは思えませんね。10年の暫定施設?あの一等地で、中日ビル及び大丸再開発、ダイテックホールディングの再開発と広小路沿いが大幅に変化しるこの時に、低層の暫定10年使用の陳腐なビルを建て、いつになるのかわからない交渉結果を待つ事が良い事なのか?
      まして国際ホテルを含む他のビル自体も20年には解体予定となっており、解体して証券会社ビルだけ残してどうするつもりなんでしょうか。
      暫定施設でなく、単独再開発できる土地はしっかりした再開発をすべきです。

      「そんなに名古屋企業の土地を東京企業の土地にしたいの?って感じです。」なんという稚拙な意見。名古屋企業の土地だからなんですか?あの場所でなくても、魅力ある集客力のある施設をブランディングしてくれるのならそれが東京だろうが大阪だろうが、海外だろうが関係ありません。名古屋企業の土地だから名古屋関連企業という発想は典型的な井戸の中の蛙的発想であり、根拠の無い「名古屋らしさ」を口にする時代の流れについていけない輩の意見ですね。情けない。

  2. ノスカール より:

    こうなるのであるなら、正式に概要とプランが決まるまで丸栄で日銭を稼いでいれば良かったではと思う今日この頃です。丸栄の食品売り場特に酒類売り場は品揃えも店員の知識もピカイチで好きだったので残念でなりません。

    • 正論者 より:

      赤字だったんだけど。赤字。経費無視かい(笑)

      • 丸根砦 より:

        さらに現在解体中の建物は震災時に倒壊する可能性が高いので解体は必要。