ららぽーと愛知東郷町 2020年秋開業へ

2月27日、三井不動産はららぽーと愛知東郷町について、3月1日に着工し2020年秋に開業させると発表しました。当該事業地は東郷中央区画整理事業の一部であり、ららぽーとは賑わい空間の創出と街全体の発展に寄与する商業施設として開発されます。名古屋圏でのららぽーとはみなとアクルスに次いで2店舗目です。

東郷では以前から区画整理が行われており、ららぽーとはその中核施設として出店の情報が以前からありましたが、本格的な工事は行われず無期限延期という噂も流れていました。しかし今回の発表で具体的なスケジュールが明らかになり、不安は打破されることになりました。

引用三井不動産プレスリリース(PDFファイル、以降の資料も同様)

規模は延床面積約19万平米、地上4階建てで、店舗数は約230となる予定です。これはみなとアクルスとほぼ同じかやや大きい程度です。

ららぽーと愛知東郷町には、敷地内に約4千平米の緑地が整備され、地域と連携したイベントが開催できる屋外スペースが設けられます。バスやタクシーの発着場となる交通広場も整備され、地域コミュニティ機能が重視されています。

商業機能としては、ファッション、雑貨、飲食、エンターテインメント、サービスなど話題性の高い店舗が揃う予定です。ファミリー、カップル、シニアなどさまざまな世代の客が楽しめる施設となります。

防災や環境対応も重視。帰宅困難者の待機スペースや電気自動車充電ステーションが設置されます。

南側入口付近の様子です。みなとアクルスではなかった和の雰囲気があります。

センターコートの様子です。大きな吹き抜けはみなとアクルスを思い出します。

気になるのは最寄り駅が名鉄豊田線の日進駅で、ららぽーと予定地から2.2kmほどあることです。基本的に車での来店というスタイルなのでしょう。開業時の渋滞はちょっと心配です。

また、名古屋南東部は大型SCが過当競争気味になっており、同じような施設によるパイの奪い合いも懸念されます。このあたりは三好のアイモール、日進のプライムツリーが存在し、鉄道沿線でもないららぽーとが生き残っていくには、既存施設との差別化が課題になります。

しかし東郷町周辺では人口が増加傾向という大きな明るい材料もあります。なので先ほどの心配もそれほどでもないかもしれません。

3月1日着工なのでもう少ししたら一度取材に行きたいと思います。そこでららぽーとだけでなく区画整理も扱えたらと思います。

完成は2020年秋の予定です。楽しみですね。

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