2026年アジア大会は秋開催!選手村の跡地利用は?

8月19日、アジア・オリンピック評議会と愛知県・名古屋市が、2026年アジア大会を秋(9月19日から10月4日までの16日間)に開催することを正式決定しました。

今年は異常とも言える猛暑です。東京オリンピックの開催される2020年も相当な猛暑になることでしょう。しかし開催期間は7月末から8月頭という最も暑い時期に設定されています。そんな酷暑の中では、選手たちがいいパフォーマンスを出せないかもしれませんし、観客が熱中症になるリスクもあります。

それに比べれば秋開催は合理的でアスリートファーストです。愛知県・名古屋市は好判断をしたと思います。

画像はウィキペディアより(差し替え予定)

アジア大会の選手村は名古屋競馬場の跡地に建設されます。愛知県は初夏、アジア大会終了後の選手村の跡地利用について、進出企業や提案を募集していました。先日、その跡地利用についていくつか素案が発表されたのはご存知でしょうか。

こちらから見ることができます→愛知県 名古屋競馬場の跡地活用に関する民間研究会の対話事業者の選定結果について

長谷工の案は、広い敷地のわずか一部だけの土地に100戸程度の平凡なマンションを建設する計画です。せっかくのまとまった土地を切り売りするような計画はいただけません。長谷工と言えば名駅南の土地を取得した会社です。ちょっと心配です。

イオンも却下です。港区は既に大型SCが過当競争になっています。イオンモール名古屋みなと(ベイシティ)は空き店舗が目立つ状況ですし、イオン南陽店も活気がありません。ららぽーと開業で状況はさらに悪化する可能性もあります。

まだ素案の段階ですが、どれも冴えません。個人的な感想ですが、これがいい!というのは残念ながらないですね。

スポーツ施設やアリーナを整備するという提案をしている事業者が複数あります。しかしせっかくスポーツ施設を整備するなら選手村撤収後ではなく大会に合わせて整備すればいいのではないでしょうか。つまり2026年アジア大会終了後に選手村跡地を再整備するのではなく、大会に間に合うように老朽化著しい瑞穂を移転新築するのです。競馬場の土地はかなり広いため、新競技場を整備しても選手村の用地は捻出できると思われます。そうすれば大会終了後に立派なスポーツ施設が残りますし、残りの選手村跡地は再整備してスポーツをテーマとした新しいまちづくりができるかもしれません。

画像はウィキペディアより(差し替え予定)

瑞穂の老朽化問題はかなり深刻です。屋根の仕様やトイレがJ1基準に満たないため、Jリーグから是正勧告も受けています。東京オリンピックで国立競技場を建て替えたように、アジア大会に向けて新しいスタジアムを造ってはどうでしょうか。

現実味はないかもしれませんが、今の名古屋にはこのくらい「攻め」のまちづくりが必要だと思います。

基本構想は11月に発表予定です。愛知・名古屋がもっともっと盛り上がるような案だといいですね。

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コメント

  1. 匿名 より:

    一応全ての案を読みましたが、ちょっと残念なのも多いですねえ。
    一番心配なのは高さ制限があること。
    いい加減に名古屋は高さ制限をなくさないといけない時期がきた気がする

  2. 匿名 より:

    まあ人それぞれ考えは違うでしょうけど、あえて選ぶなら積水かなあ。
    法規制緩和について言及しているので。緩和の際に高さ規制をなくし、グランドメゾン名古屋競馬場トリプルタワーとか建ててほしい。

  3. 匿名 より:

    大和、三菱、清水等悪くはないけれども似たり寄ったりでイマイチパッとしませんね。悪くはないのですが。
    この中では矢作建設Gのプールは異色を放って面白そう。行ってみたくなります。でも矢作建設Gがやってうまく行くのか心配です。大阪のスパワールドの強化版と言ったところでしょうか。しかし、スパワールドは新世界の目の前、難波・天王寺へも至近距離ということもあり繁盛してますが、この立地であれほどの人気が出るのか疑問が残ります。名古屋だと近くにナガシマもありますし。

    また、個人的には瑞穂運動場の移築は反対です。ラグビー場も含めて老朽化対策は必須ですが、あの緑にあふれた閑静な周辺環境があるからこそ、瑞穂運動場の魅力があると思います。時間がかかっても、アジア大会に間に合わなくても、瑞穂運動場はあの場所で生まれ変わってほしいです。

  4. 匿名 より:

    ちなみに老朽化した瑞穂を改修する計画がありますよ。

  5. 匿名 より:

    名古屋駅付近にIR誘致の可能な土地を探している河村市長が目を付けるかもしれませんね
    名駅にも、金城ふ頭にもアクセスし易いですし
    まあ、20ha程と充分に広い土地ではありませんが

    また、空見ふ頭 稲永ふ頭のようにポートメッセと連動する展示場増設も検討されるかもしれません

    ..いずれも、大村知事が認めそうにないアイデアですから、愛知県が手綱を握る以上実現はないかな?

    名駅-ささしま-☆名古屋競馬場-金城ふ頭
    この立地を、何か上手く生かす施設になるとよいのですが。

  6. 匿名 より:

    どれも残念な提案ばかりですね。
    名古屋には洗練された提案が出てこないのでしょうかね。三菱も東京や大阪では結構、洗練された再開発案を出してくるのですが。。。

    ここには三井とか住友が出てこないのが残念極まり無いですね。矢作や長谷工、イオンは論外であり単独では又、貧疎で洗練さの欠片もない再開発となるでしょう。場所といい、規制といいなんとも微妙なエリアですけど。

    ちなみにIR誘致するには、狭すぎであり交通アクセスにも問題があります。陸の孤島のような場所ですから・・・

    • 匿名 より:

      名古屋を都会の開発の位置付けではないのでしょうね。所詮、地方都市という扱いなのでしょう。悲しいですが。

      • 匿名 より:

        すごく嬉しそうですね

        • 匿名 より:

          いや嬉しいなんてことは全くないですよ。いつも名古屋が発展してほしいと心から願って生きているのに、名古屋がなかなか答えてくれないし、企業のやる気も感じられないから、なんか自暴自棄みたいな感じです。

  7. 匿名 より:

    駅が近いのに何で需要が見込めないって決めつけちゃうんだろう。なんとも名古屋らしいというか。これこそ、大規模なタワーマンションを建てて、あおなみ線沿線を活発にするチャンスなのに

  8. 匿名 より:

    コメントから指摘ありますが、既に瑞穂陸上競技場はアジア大会に合わせて改修予定です。350億かけて3万5千人収容にする予定です。可動席にする予定です。これは1年以上前からアジア大会の要綱?に書いてあります。

    これは「最悪の選択」です。グランパスは「陸上トラック」の無い専用スタジアムを作りたいとずっと言っています。土地を市が用意すれば、建設費はトヨタがもってくれるでしょう。しかし、名古屋市にはグランパスという「ソフト資産」を育てるという方針がありません。既に他都市では脱「陸上競技場」の動きが顕在化しています。大阪はもちろん、東京でも新国立競技場が大会後に陸上トラックの除去が決まりました。但し「迷走」の結果なので建設費が「使い捨て」になります。名古屋市は同じ失敗をしてしまっていいのかと疑問に思います。

    他、名城公園北側への県体育館の移設もアジア大会に合わせたものです。それと、瑞穂公園体育館(2020年度完成)とは別にレクリエーション広場の東側にアリーナを作る計画もあるそうです。

    スポーツというソフトを活かすにはスポーツに対する正しい理解とそのソフトの魅力を引出す為の適切なハードが必要です。陸上競技場でサッカーの興行を打つのは最悪の選択なのです。

  9. きんしゃちお より:

    私はグランパスファンです。ご存知のとおり、グランパスは自前の新スタジアム用地を探しております。この競馬場跡地に新スタを作って頂きたいものです。そして瑞穂の改装。あのー 先日20000人動員できた時に瑞穂いったのですが、とてもあのスタジアム広場で30000以上の滞留をカバーできるとは思えません。サポーターは、「あそこでほんとに3万規模のスタジアム立てられるのか?」なんて疑問も沸いています。

    名古屋はどうするんでしょうね