旧東海銀行本店ビルの建て替えの概要が明らかになりました。中日新聞によると新ビルは10階建て高さ60m程度で、商業店舗も入らない見通しとのことです。今年8月から解体工事に着手し、2022年の完成を目指すようです。
うーん・・・これは残念。この界隈では珍しく単独開発でもまとまった敷地が確保できるので、10階で抑えてしまうのはもったいないと思います。
中日新聞によれば「2014年ごろまでは20階程度のビルを検討していたが、事業の見直しで今回の規模になった」とあります。そこまで大きなオフィス床をつくっても入る企業がないと考えたのでしょうか。またホテルなどの複合ビルという案もなかったのでしょうか。
オフィス需要やホテル需要を低く見すぎて、後からもっと大きくすればよかったと思うのでは遅すぎます。今は不景気でもないので当初の20階どころか規模拡大してもいいくらいです。
同日、多治見の再開発がスケジュールを少し遅らせる代わりに、25階から27階に規模拡大するというニュース(いずれレポートします)がありました。周囲の都市は再開発を積極的に行っています。この差は何なんでしょうね・・・
私は、最低でも広小路クロスタワー(錦二丁目計画)と同等かそれ以上になると思っていました。
ちなみに10階建て約60mというのは当ブログの取材基準に満たないので、このままの計画で進んだ場合レポートはしません。(この界隈を取材した記事におまけ的に載せることはあると思います)
とにかく手堅く手堅く行こう、という感じの今回の計画。環境アセスメントの新基準どころか旧基準にもかすりもしないというのが残念でなりません。
コメント
これから賑わいが創出されそうな広小路に水をさす建物ですね。中日ビル日生栄再開発~興和再開発~明治屋ビル再開発(未定)~伏見と大津通リ以外で外を歩く楽しみが増えるエリアでもあるのに商業施設が一階に無い為、クロスタワーの存在を活かせません。街づくりが本当に下手としか言いようがない。