パチンコ大都会跡地と第2・第5堀内ビルの動向

名古屋駅東側ではいくつかの動きがあります。大規模再開発は一巡しましたが、この界隈は10年後のリニア開業に向けて投資が活発になっています。

まずはこちら。1か月ほど前、名古屋クロスコートタワー横のパチンコ大都会が閉鎖しました。跡地利用が気になっていたのですが、 ビジネスホテル「フレッサイン」が名古屋初出店することが決定しました。

フレッサインは相鉄が運営するビジネスホテルチェーンです。相鉄は事業規模が小さいため、首都圏以外ではあまり名前を聞きませんが、大手私鉄に分類される会社です。

規模は18階とのことです。高さは60mくらいでしょうか。

このようにシンフォニー豊田ビルの横の道から見ると突き当たりの場所です。まだ完成予想図は発表されていないので、どんな感じになるかはわかりません。2020年の開業を目指すとしています。

大都市ではインバウンドなどの影響で中心市街地にホテルが次々と進出しています。名古屋も例外ではなく、ここ1年程度だけでもシンフォニー豊田ビル(三井ガーデンホテルプレミア)、JRゲートタワー(ゲートタワーホテル)、グローバルゲート(プリンスホテル)などの大型ホテルが相次いで開業しており、ビジネスホテルも含めるとその数はもはや把握できません。

名古屋はリニアの開業で今後ますます重要性が増すことから、ホテルの進出ラッシュはさらに続いていくものと思われます。ただ欲を言えば外資系の高級ホテルが来てほしいところですね。

もう一つは第2堀内ビル・第5堀内ビルです。これら2つのビルは隣接しており、第2堀内ビルは1974年の竣工、第5堀内ビルに至っては1952年の竣工とかなり古参です。このうち第2堀内ビルについては解体されました。現在は駐車場になっています。

第5堀内ビルもほとんどのテナントが退出していたため、こちらも解体され両ビル跡地は一体開発になると期待していました。一方で唯一残っていたテナントである1階のスパゲティハウス「チャオ」は営業を続けていました。客もそこそこ入っているようだったため今後の動向が気になっていたのですが、ついに閉鎖が決定したようです。

張り紙です。チャオは今年いっぱいまでは営業を続けるようです。

跡地は当然、一体開発されるものと思われます。両ビル合わせるとそこそこ広い敷地になります。近いうちに開発の指針が発表されるでしょうから要注目です。

大型開発は一段落したものの、開発の動きは活発です。今後も名駅界隈からは目が離せない状態が続きそうです。当ブログでも随時レポートしていきたいと思います。

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コメント

  1. 匿名 より:

    相鉄や西鉄等、他都市の私鉄関連会社の不動産投資が続いていますが、どれもこれもビジネスホテルばかりで今一つです。グローバルゲートは外資系かと思いきやプリンス。名鉄再開発ビルには都ホテル系がホテル復活らしいですが、名鉄側は外資系を引っ張ってこれるのでしょうか?堀内ビルも目向き通りですが、需要に対して供給が追い付いていないオフィスビルかビジネスホテルか。福岡にリッツカールトンが進出を決めてる今、益々都市間魅力に差が出てきてしまいます。そういえば、大曽根のメッツ大曽根の土地を阪急系の阪急リート投資法人が取得しましたね。名古屋で初めての阪急系会社の進出です。期待したいところです。