ささしまライブが街開き!イベントの様子など

ささしまライブは10月7日、8日に「まちびらき」しました。それに伴い式典や「グローバルデイズ」と題したイベントが盛大に行われ、5日に開業したグローバルゲートと共に多くの人で賑わいました。ささしまライブは従来の名古屋にはなかった国際歓迎・交流拠点として位置づけられているため、イベントの内容も普段なかなか体験できない国際色豊かなものでした。その模様をお伝えします。

まずは会場の地図です。メイン会場は1号公園、高架下広場、堀留緑地です。

1号公園には移動式のキッチンカーが集結しました。提供されるフードはさまざまで、国内の名産品的なものからミーゴレン(インドネシアやマレーシアなどの焼きそば)、ムアンバ(中央アフリカで食べられるチキンと野菜を煮込んだシチュー)などなど、聞いたことがないような珍しいものも販売していました。

中京テレビ側には特設ステージが組まれました。中国琵琶やシタールといった普段お目にかかれない楽器の演奏がありました。

高架下広場でもイベントが行われています。行ってみましょう。

これはスポーツクライミングの体験会です。2020年の東京オリンピックで正式種目になったとか。私は怖くてできません(笑)

こちらはバランスホイールという、重心移動だけであらゆる方向に進むことができる不思議な乗り物です。一時40分待ちになっていました。

グローバルデイズにあわせて、中京テレビでも催しをしていました。普段入れない社内見学ツアーや「ぶつからないクルマ」で有名なSUBARUの試乗コーナーなどがあり、大勢の人で賑わっていました。

愛知大学の方からもなにやら音楽が聞こえてきます。

吹奏楽部の学生でしょうか。いろいろな曲を演奏して会場を盛り上げていました。

この2日間はささしまライブ全体がお祭りの雰囲気でした。どの会場もかなりの人出で、多くの市民や観光客からグローバルな新しい街として、ささしまライブを認識してもらえたのではないかと思います。

次は交通の話題です。ささしまライブのまちびらきに合わせて、いくつかの新しい交通手段が誕生しました。

この黄色のバスは「ささしまウェルカムバス」です。名古屋駅とささしまライブを5分程度で結びます。料金は名古屋市営バスの料金体系と同じ大人210円子供100円。毎日運行で、間隔はおおむね10分~15分となっています。

バス停はグローバルゲートの東側入り口付近にあります。この写真はバスを待つ人の列です。

結構利用があるように見えますが、この日はまちびらきイベントなのでこのくらいの利用者がいて当然でしょう。むしろイベントのないこれからは厳しくなっていくと思います。2019年3月までの社会実験だそうですが、それまでに減便などの措置がないとは言い切れません。

このカラフルな船は、中川運河船だまりと名古屋港や金城ふ頭を結ぶ遊覧船です。中川運河の周辺には今回のグローバルゲートや来年開業のららぽーとなど、賑わいの生まれる商業施設が集まりつつあります。これらを水上交通で結ぶのは、回遊性の向上や移動そのものを楽しめる手段ができるといった点でとてもいい取り組みだと思います。

土日祝日のみの運行です。料金は距離制で、ささしまライブから名古屋港は900円、金城ふ頭は1500円などとなっています。少し高いですが、私は一回体験してみたいと思います。

新しい街、ささしまライブ。ここが都市計画決定されたのは1999年のことでした。振り返ってみれば、愛知大学やグローバルゲートの着工延期など、まちびらきまでの道のりは必ずしも平坦ではありませんでした。しかし各施設は、遅れはしたもののほとんど規模縮小することなく完成にこぎつけました。この日、ささしまライブは国際歓迎・交流拠点の立派な街として、素晴らしい形でゴールを迎えたのです。これまでずっと工事状況を見守ってきた人間として、万感の思いです。