三交不動産は近鉄四日市駅徒歩5分の立地に14階建てオフィスビルを建設する予定です。2022年8月に計画が発表され、本格的な建設が始まりました。
今回はその様子と周辺でも予定されている計画を紹介していきます。三重県の現地レポート記事は初めてですね。
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現地の様子です。近鉄四日市駅から徒歩圏内の好立地です。三交不動産はSDGsや脱炭素社会の実現に向け、ビルの建物機能を高めるとともに、都市整備事業との連携により、四日市駅前エリアの新たな景観やにぎわいを創出し、更なる地域活性化の一端を担うとしています。
ちなみに左側に見えるビルも三交不動産が所有しています。こちらも老朽化が進んでいるので三交インなどホテル系に建て替える計画です。
建築計画の概要です。延床は1.7万平米、これは三重県内のオフィスビルとしては最大規模です。駐車場棟もできます。
高さは本体59.3mですが、最高部は64mです。屋上広告ってどんなのでしょうね。サイネージとか付くんでしょうか?
設計者は石本建築事務所、施工者は奥村組となっています。
中の様子を見てみます。ちょうど着工というタイミングです。これから今年いっぱい基礎工事、来年早々にタワークレーンで躯体工事といったスケジュールですかね。
それにしてもここにマンションではなくオフィスが建つというのが、四日市の底力と三交不動産の頑張りが感じられます。完成が楽しみです。
周辺の様子も見ておきましょう。近鉄四日市駅では大規模プロジェクトとしてバスタ四日市の整備が挙げられます。分散したバス乗り場を集約し、利用しやすいターミナルを建設するバスタプロジェクトに四日市が選ばれました。
先行準備として道路中央分離帯の樹木が伐採されています。ここに新しい乗り場ができる予定です。とはいえまだ分かっていないことも多いので追加情報が待たれます。
近くの商店街ではそれに期待する横断幕が出ていました。また近鉄四日市駅前には円形の大型歩道橋が建設される予定です。2025年頃の完成を目指します。
四日市は大きな計画がこれまでほとんどなかったですが、様々な事業が一気に動き出し、開発への機運が高まっているように感じます。
最後はおまけ、JR四日市駅周辺の様子です。写真を見てわかる通り駅前に何もありません。なので近鉄側を知らないと四日市は何もないというイメージを持ってしまいます。
しかしこちらも大学などを誘致しようという動きがあり、この景色が変わっていく可能性があります。今は主要駅としてはさすがに閑散としすぎなので、もう少し活気づくといいなと思います。
三交不動産の14階建てオフィスビルを初め、さまざまな計画が堰を切ったかように動き出している四日市。一気に岐阜や知立や多治見と並び、再開発が進む注目都市になりました。今後の動きが楽しみです。
コメント
バスタ予定地の樹木ですが伐採でなく移植されたようです。大きく育った木々でしたので勿体ないと思ってましたが、工事看板に移植工事と表示されてました。