7月8日、名城公園に建設される愛知県の新アリーナの起工式がありました。最近バリアフリー関連でも少し問題になっている同物件。現地の様子とあわせてお伝えします。
新アリーナは老朽化している愛知県体育館の代替施設として建設されます。現在は名古屋城の敷地内にあるものを北園に移転新築する予定です。新アリーナは駅直結、延床63000平米、17000人を収容する国内トップクラスの施設となる予定です。2026年アジア大会に向けて建設されます。
前回から半年余りです。建築計画の概要も載せています。
駅から近い東側入り口の様子です。なんと右側にあった木々が完全になくなりました。かつて野球場があった場所です。ここに大規模アリーナができます。
つい先日の起工式には設計に携わった隈研吾も出席。建物には同氏の特徴である木のルーバーが多用されています。
最近問題になっているのはバリアフリーの問題です。このアリーナのエントランス部の大階段は障害者が登れないと問題視されています。
パースしか見ていないのでなんとも言えませんが、私は誰でもが楽しめるような設計とすべきだと思いますね。名古屋城のような歴史的建造物ならまだしも、これから新築するのですから、何とでもやりようはあると思います。障害者スポーツだってこのアリーナで開催されることでしょう。
個人的には、隈研吾建築は機能性が?と思うときがたまにあります。デザインはいいんですけどね(これも好みが分かれますが)
内部の様子です。新アリーナはスポーツイベントやコンサートなど幅広い用途に対応しています。
施設運営にはNTTも参画し、同社のICT技術が投入される予定で、世界最先端のアリーナを目指します。
近くの歩道橋から敷地全体を見た様子です。かなりの広さがあります。新緑と奥の名駅ビル群、そして名古屋城の美しいコントラストです。
これからたくさんの重機が投入され、慌ただしくなっていくと思われます。施工は前田建設工業の予定です。
アジア大会に向けた新たな施設がついに動き出しました。あと3年程度で形になってきます。多くの人が誇りを持てるアリーナとなってほしいと思いますね。
コメント
大階段の部分ですが、別の場所にでもエレベーターぐらいは設置されるかと思いたいですね。