東桜一丁目計画は、NTT都市開発が進める再開発計画です。同社はこれまで久屋大通の東の街区にアーバンネット名古屋ビルや商業施設ブロッサを整備。2010年には同じ街区内にある住友商事ビルを取得し、昨年20階建て高層オフィスビルへの建て替えを発表しました。
住友商事ビルは今年はじめに解体が完了し、跡地はキッチンカーなどが集うイベント広場「アーバンガーデン久屋大通」として利用されてきました。しかし今年9月、ついに本格着工を迎えるにあたって暫定利用が終了しました。
広場として利用されていたときの様子はこちらから。
敷地の様子です。アーバンネットやブロッサと合わせて街区のほとんどがNTT都市開発のものになります。
新しい完成予想図です。大きくは変わっていませんが、緑化面積が増えビルがよりクリアになった印象です。
現地の様子です。広場として利用されていた部分の芝生は剥がされ、駐車場も使用を停止しています。
建築計画の概要はまだ出ていませんでした。正確な高さや延床面積などはまた分かり次第お伝えしていきます。
計画発表からちょうど1年。東桜一丁目計画はついに暫定利用が終了し、準備が始まりそうな雰囲気です。久屋大通と桜通の交差点にふさわしいランドマークができるのを期待したいと思います。
完成は2022年2月の予定です。
NTT都市開発の保有範囲は街区丸ごとではなかったため、本文を変更しました。都市再生特区の図面を見てもブロッサとの間に対象外の土地があり、見落としていました。ご指摘ありがとうございました。
コメント
半年ほど前のNTT都市開発の記者発表では、この9月から準備工事に着手するとあったので、10月頃には工事が本格化するのかと思って期待していたのですが、暫定利用時の芝生がはがされたくらいで大きな動きは何もないですね。業界紙によるとどうやら工事開始は来年早々になるようで、やはり遅れがちな傾向がこの工事に関しても例外ではないようです。なお、この新ビルとブロッサの間にはNTT都市開発以外の者が所有する決して広いとは言えませんが、完全な一体開発を妨げるには十分な広さを有する土地が介在しているようですので、この街区全体をNTT都市開発が所有しているわけでは無いようです。