駅西用地買収 次々解体される雑居ビルなど

今回はリニア開業に伴う用地買収の様子をお伝えします。前回の取材から約3か月。あれからまた街並みが変化していっています。

駅西のビジネスホテルと河合塾新校舎の詳細

今回はリニア駅最西端付近から名古屋駅に向かって歩いていきます。

こちらが最西端付近です。ここから見るとゲートタワーに向けて直線状に建物が抜けていっているのがよく分かります。ただし左手前には小規模マンションが建設されます。駅の部分は写真右側の解体中の土地付近と思われます。

中央付近の森は椿神社。境内も一部用地買収の対象になるため、本殿を曳家で少し移動させます。椿神社の北の建物も解体のシートが見えています。

この付近はおなじみの「JR東海 管理地」の張り紙がかなり増えてきました。この様子を見ると、駅西のほうが駅東より進捗率が高いのもうなずけます。

建設中のビジネスホテル「R&Bホテル則武二丁目」はシートがはずされ外観があらわになってきました。ビジホらしい外観ですがランダムに配置された青の筋がアクセントを与えています。

その北で建設中なのが「コンフォートホテル」です。鉄骨が一気に最上階付近まで組みあがってきました。こちらもビジホですがどのような外観になるのでしょうか。

このまま名古屋駅方面へ歩きます。駅西らしい猥雑なエリアに入ってきました。

写真に写っている建物はほぼ用地買収の対象になります。しかしJR東海と名古屋まちづくり公社は着々と歩みを進めているようです。

右側の道沿いの店は既に複数店舗が移転済み。入り口にバリケードが立ててある建物もありました。左側の道沿いの建物でも解体が始まっています。

こちらはそのひとつで、既に撤去が完了しています。その向かいのビルでも解体予定とおぼしき建物がありました。

私は当初駅東よりも地権者が多く厄介な駅西を心配していましたが、用地買収は一歩一歩着実に進んでいるようです。廃墟ビルや雑居ビルが次々と撤去されていく姿を見て少し安心しました。(その代わり駅東がちょっと心配ですが・・・)

ただし今後もすんなりと進むとは限りません。リニアという一大プロジェクト、そして駅西が生まれ変わる大チャンスをしっかり成果にできるように、これからもがんばってほしいですね。

最後に高砂殿の解体ですが、こちらは2階くらいまで進んでいます。跡地には河合塾が11階建ての新校舎を建設します。外観デザインなどは不明です。

その他、ここより少し北のアパホテルは半月ほど前に着工したようです。

駅西の風景は目まぐるしく変わり続けています。今後も随時レポートしていきたいと思います。

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コメント

  1. 匿名課 より:

    千載一遇のチャンスを名古屋は活かす事が出来るかが楽しみです。
    昨今、太閤口は桜通り口と比較され戦後のドヤ街とか再開発から取り残されたエリアと揶揄されてきましたが、再開発の話が囁かれるとあの風情を無くすのは勿体ない等、真逆な事を言う輩が出てくるのが急速な変化や変貌に対応出来ない「名古屋らしさ」なのかも知れない。

    首都圏化は結構な事。リニアによって品川駅周辺のように田町を含む再開発がされますが、名古屋も太閤口が桜通り口のようにビジネス街等になり、街が拡がり笹島エリアまで波及する事を期待します。一方、桜通り口は三井、名鉄の再開発によってエリアが点から面へと繋がり活性化され、錦橋、納屋橋、駅南へと再開発がより波及する事をも期待したいところです。
    但し、名古屋は肝心な所で根拠も無い風習や慣習が大事にし、眉唾になる事が他都市に比べて、極端に多いのが一抹の不安ですが。