12月6日、名古屋造形大学を運営する同朋学園は、同大学について現在の小牧市から名城公園付近に移転することを正式発表しました。
今年に入って同大学の移転は噂されていましたが、4日に東海財務局が土地の売却を認可、正式決定の運びとなりました。
移転先は名城公園駅のほぼ真上の土地で、現在は使われていない公務員宿舎が並んでいます。左に見えるのが地下鉄出入口。現キャンパスはバスや車が必須の不便な状況ですが、新キャンパスは抜群のアクセスになります。
引用日本経済新聞記事
新キャンパスは5階建てです。1階にはレストランやカフェを設け、一般の人にも解放するとのこと。4階には大きなスタジオを設置し、展示や製作での使用を想定しています。
造形大学ということで、ただの箱ビルではないのがいいですね。右のピロティから内部へ誘うような連続性のある建築になりそうです。建物中央部分には店舗を置き、多くの人々が行き交う「アートストリート」が設けられます。
新キャンパスは2022年からの供用開始を目指します。低層とはいえ既存建物の解体もあるので来年中には動き出すことでしょう。
少し南では愛知学院大学がキャンパスの拡張工事を進めています。
今年夏に着工しました。こちらは9月時点での状況です。
基礎工事の真っ只中です。大体の建物位置が把握できます。
名城公園界隈は近年まで何もない地味な住宅街でしたが、相次ぐ大学の進出によって一躍学生街に変貌しようとしています。その大学の建物にも低層部にレストランやカフェが入ったり、tonarinoなどおしゃれな商業施設の完成によって、賑わいの軸が形成されつつあります。栄などにもアクセスしやすく、落ち着いた大きな公園、大学、商業施設が揃ってきた名城公園エリアは、今後は住宅地としても人気が出てくることでしょう。さらなる発展に期待したいです。
コメント
名城公園界隈は本当に地味なイメージで市民でもあまり行く用事が無い場所です。これで大学が都心回帰し、新しい人達の流れが大学関連施設や商業施設の誘致開発を誘発させ、活性化される事は良い事だと思います。
愛知県体育館も新しく拡張移設予定ですしね。
造形大自体の生徒数は800強との事ですが、愛知学院の学部転居もありますから、あの界隈は今より賑わいが創出されるので良いのでは。
名古屋造形大学は何度か学園祭などに遊びに行ったことありますが、確かに、現キャンパスは、名古屋などからのアクセスが不便なところにある印象が強いですね。全国的な大学の都心回帰の時期というのもありますし、小牧からなくなるのは仕方がないですね。
名城公園は、学生からしても寛げる空間としてかなり良い所だと思います。造形大学ならではのクリエイティブな発想を持つ学生さんが、このキャンパスで勉強して、街作りなどで活躍してくれることを期待したいですね。
名城公園界隈が大学街になるのに名城大学がない不思議