2月28日、名古屋駅前の名鉄百貨店が閉店しました。最終日は多くの人がその最後の姿を見ようと押しかけ、多くの人に慕われていたことを実感させました。今回はもう見ることのできない名鉄百貨店の内部の姿を紹介していきます。
なお名鉄グランドホテルやスカイパーキング、バスターミナルは営業存続となります。低層部は百貨店閉店に伴い動線の切り替えも行われます。3月以降の百貨店周辺の状況はまだ別の記事でお伝えしていきます。
名鉄百貨店が開業したのは1954年。当初は3階建ての建物でした。その後増築を行いメンズ館、セブン館が開業。同時期にナナちゃん人形も設置されました。それから約半世紀、名古屋駅前で多くの人々に親しまれてきました。

まず何と言っても注目はこれでしょう。東芝製の特徴的なエスカレーターです。世界的にも珍しいこのエスカレーターは多くの人が写真を撮っていました。
これ、上から下ってくると大勢のギャラリーがエスカレーターを撮影しているので、ちょっとした有名人のような気分を味わえます(笑)

メンズ館の連絡通路では名鉄百貨店の歩みを振り返る特別展示が行われてきます。写真は歴代の紙袋。みなさんのなじみの深いデザインはどれでしょうか。

こちらは名鉄百貨店の歴代の制服です。後ろはマネキンですが手前はナナちゃんです。ここでも多くの人が写真を撮っていました。

閉店に寄せられたメッセージが壁一面に張り出されていました。「閉店が寂しい」といった意見や中には「再開発が成功してほしい」というのもあり、多くの人に注目されているのがわかります。
商業施設の閉店でこういうのはよくありますが、この量が貼られているのは初めて見ました。それだけ影響も大きいのでしょう。壁は写真の左側にまだずっと続いてます。

写真で振り返るギャラリーです。71年分の歴史を感じさせます。さまざまなイベントが行われ人々の心をつかんできました。

こちらはヤング館に誕生したヤマダ電機「LABI」です。2月1日、名鉄百貨店の営業終了より一足早く閉店しています。

1階売り場の様子です。文字通りの売り尽くしセールが行われていました。店内は大賑わいでした。

ナナちゃん人形の付近です。名鉄百貨店閉店後も存続する見込みです。待ち合わせスポットとしてまだまだ現役続行です。
左は「LABI」の入口。ほんの少しアルファベットで面影がわかります。これで名駅の家電はビックカメラ一強になりそうです。
近鉄パッセも同時に閉店します。こちらも1966年となんと60年にわたる営業でした。パッセとは「Passion」と「Energy」を組み合わせた造語です。当時は近鉄百貨店名古屋店とよばれていました。
現在では百貨店というより若い女性に特化したファッションビルになっています。実際パッセに来る年齢層は見るからに若く、周辺施設との差別化にも成功しています。こういった施設が消えるのも残念な限りです。

こちらは空いたテナント区画を利用した寄せ書き広場です。大胆に壁や床に直接書くスタイルです。思い思いのメッセージが印象的でした。

ファッションヒストリーです。若い女性の文化やトレンドをリードしてきたパッセらしい展示ですね。
再開発は暗礁に乗り上げていますが、今回の閉店する百貨店の展示を見て、再び名駅で名鉄や近鉄の商業施設に人が戻ってくるときがきてほしいと強く思いました。その日が来るまで、当ブログは取材を続けていきたいと思います。
コメント
今日閉館後の状況見てきた
地下街から地上、多くの人が通り抜けるところが
一面のシャッター街、廃墟感
これが再開発でこれから解体され
新しいビルが建って行くのであれば
日々変化が見られワクワク出来るが
あのシャッター街な状態が、今後の見通しもたたず
何年も続くかと思うと只々ゲンナリ
マジどうすんだよコレ
街の活気を奪っていくだけ、治安的にも夜とか
怖くなりそうな場所も出てきそうだし
名古屋の表玄関が廃墟化するのは如何なものか。
名鉄も苦しいでしょうが、あらゆる可能性を見い出し、スピード感持って進めてほしいです。
さっさと解体して、
名古屋本線の線路整備の目途を立てるべきですね。
大村愛知県知事が名古屋駅周辺の再開発に資金面でも支援の考え示す「県も市も相当な負担をしなければいけない」
https://news.yahoo.co.jp/articles/14425ef82699a1fdb0c3708c02cc8ff8b68a8d80
支援を表明するのが遅すぎです。名鉄の再開発が成功すれば愛知県や名古屋市だって莫大な利益を得るだろうに…
危機感も意気込みも伝わりますが、スキームをどうするのかがわからないですね
名古屋市長 名駅再開発の支援、官民会議体で検討する考え示す…知事「県も応分の負担必要」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a035949bddf244faba7cac1ca5102b858adda3d5
市が設置を表明した会議体には県、名鉄、JR東海が参加し、都市再生機構(UR)なども加わる見通し。
4月の初会合開催に向け、広沢市長は「県市ともに資金が潤沢ではない状況で、どのような支援が可能か議論される」と話した。
この官民合同会議体でしょうね
>一方、大村秀章知事も24日の定例記者会見で、鉄道インフラの部分などで「愛知県も応分の負担が必要」と言及
ここがまさにスキームの部分で「おっ」と思いましたが、こっちだとなんかニュアンスが違うっぽい
https://www.fnn.jp/articles/-/1019963
> 「県も市も相当な負担をしなければいけないと思いますよ。都市のインフラ部分、交通のインフラ部分ですから」
ので、まだこれからみんなで集まって詰めていこうというところですかね