鹿島が建設を進めてきた名古屋伏見Kフロンティアが竣工しました。今回はそのレポートをしていきます。
もともとりそな銀行ビルがあった建て替え後にできた名古屋伏見Kフロンティアは、鹿島が主導した伏見駅にほど近いところにあるオフィスビルです。延床は2.5万とそこそこの大きさです。2023年に計画が判明し、それ以降建設が進められていました。
前回から3か月ぶりの取材です。

全体の様子です。白の縦ラインが入った現代的なデザインです。奥行きが結構あります。さすがに延床2.5万はボリューム感があります。
オフィスの天井高さは2850mmの高スペック、屋上にはオフィスワーカー用の庭園もあるなど、入居者が快適に過ごせるような工夫がなされています。

ビル名です。東へ100mの同じく鹿島が建設した名古屋伏見Kスクエアと似た感じです。名前と言い姉妹ビルのようです。Kフロンティアの方が後でできたので妹ですが、規模はこちらが上です。

エントランスの様子です。シンプルな空間となっています。シルバー基調の中に木製の縦ルーバーで温かみを感じるデザインです。
稼働率はどれくらいでしょうか。需要はあるので比較的低空室率でいけるのではと思います。

1階の様子です。北西側には車路があります。地下に駐車場131台分があるため、ここから入って駐車する形となります。ここにも先ほどと同じ木のルーバーが使われています。

地下の様子です。伏見地下街と直結しました。名古屋屈指のレトロな雰囲気の地下街と最新の令和のオフィスビルが接続しています。なかなかギャップがあります。
もちろん雨に濡れないという大きなメリットもあります。夏の暑いときや冬の寒い時も地下で完結するのは入居者にとってありがたいことです。

最後は錦通側です。ビルそのもののセットバックと植栽のおかげでだいぶゆとりができました。数年後にはこの木も立派になることでしょう。
これでりそな銀行ビルの建て替えから始まった名古屋伏見Kフロンティアのレポートは終了となります。次は名神ビルの建て替えが動き出したら記事にしていきます。その他の計画も出てくるといいですね。