三交不動産は近鉄四日市駅近くに14階建てのオフィスビルを完成させました。2022年8月に計画が発表され、以来本格的な建設が行われていました。
その他、四日市では新しい円形歩行者デッキの建設やバスタ四日市の整備も進んでいます。その状況をお伝えします。
前回から7か月ぶりの取材です。

上記記事の時点で完成していましたが、正式には8月7日開業だったようです。現在はテナントも入って本格的に稼働開始しています。
環境共生社会を象徴した木質調パネルをランダムに設置するデザインです。木の温もりと木漏れ日を感じさせる雰囲気も創出しています。オフィス面積は三重県下最大級。地域のシンボルとして長く愛されるビルを目指しています。
また、道路を挟んだ敷地(写真左)では四日市三交ビルのアネックス棟の建設が始まっています。

古いビルが取り壊されたアネックス棟の跡地です。ここには同じく三交不動産が運営するホテルができます。デザインは四日市三交ビルと似たような感じになります。
これから基礎工事に入っていくことになります。開業は2028年春を予定しています。建物自体は2027年にはできるでしょう。

低層部の様子です。以前あったコーンはなくなり運用開始していることがわかります。テナントを見てみましたが結構稼働率も高そうでした。
左のスペースには12月にファミリーマートがオープン予定です。また7月3日からは三交不動産の仲介がオープンしています。

続いては円形リングの様子です。仮設の部材がばれてだいぶ完成形に近づいてきました。あたらな四日市駅前のシンボルになりそうです。
なお既に募集期間は終わっていますが、四日市市はこの円形デッキの愛称を募集して決定するようです。12月に発表されるそうです。

最後はバスタ四日市の様子です。このあたり歩行者動線が変わっては工事が進んでいます。このあたりでは初となるバスタプロジェクトの完成が楽しみですね。
ところで先日大きな話題になった浸水したパーキングはちょうどこの地下のあたりです。再開発もですがやはり災害対策というのもこれからの時代は重要なテーマです。

引用建設通信新聞
また、JR四日市駅前でも再開発計画が浮上しています。今のJR四日市駅は2階建ての老朽化したビルしかなく、駅前も近鉄の方とは対照的に非常に寂しいです。
そこに大学を誘致して地域を盛り上げようという施策です。重厚長大産業が発達している四日市市ですが、その人材育成の受け皿となる大学があまりなく、人材流出が課題でした。
規模は5万平米の想定です。これができれば人材育成拠点の整備と同時にJR四日市駅前の賑わい創出に大きくつながるので期待したいです。
四日市市は駅前を中心に再開発がいろいろ進んでいます。今後も随時取材していきます。