名古屋市は、都心を走る新たな路面交通SRTを来年2月13日から運行開始すると発表しました。同時に運行本数や料金なども発表されました。
それによると週4日、9時から17時までで、1日12本の運行を想定。料金は210円のようです。これは市バスなどと同じです。

ルートは名古屋駅と栄エリアを結ぶ以下のような想定です。通常のバスよりは停留所を減らし、速達性も重視しているようです。
SRTについてはいろいろ意見が出ていますが、当初BRTを超える新たなシステムを意気込んでいたことを思えば、ずいぶんしょぼい形になりました。基幹バスの方がはるかに優秀です。
まず1日12本という本数の少なさです。ほぼ1時間に1本ということです。1本逃したら次は1時間後のバスに乗るなどありえず、東山線を使うでしょう。時刻表を見なければ偶然居合わせた人か物珍しさに乗りたい人しか乗れないということです。
というかそれ以前に週4日というが驚きです。国際線のスケジュールかと思いました。運行していない日は選択肢にもなりません。
また定時性も不安があります。専用レーンなどはなく、混雑している広小路通を走ることになります。渋滞に巻き込まれる可能性もあります。
これらをほぼすべてクリアしているのが基幹バスです。そんじょそこらの自称BRTとは違う、当時としては非常に先進的なシステムでした。今でも国内のBRTとしては最も完成度が高いと言えます。

車両デザインだけは先進的で評価できます。今まで都心になかったこのスタイリッシュな車両が走るのはわくわくします。
料金は210円です。交通系ICやタッチ決済が使用できるとのことです。運行は名鉄バスになるので交通局の一日乗車券系は使えなさそうです。
なんだか内容を見るとどちらかというとメーグルのような観光特化型に振り切っているような気もします。それならこの運行形態もわからなくはないですが。
アジア大会終了後は名古屋駅~名古屋城のルートも構築されるようです。今後の進捗を見守りたいと思います。
コメント
もうこうなると2階建てバスも観光向けに走らせてほしいです!