10月17日、岐阜駅北中央東地区再開発が認可され、変更案の計画で進むことが確定しました。変更後は32階建てとなります。完成は2029年度の予定です。
ご存じの通り、当初は130m級、共に34階建てのツインタワーを建設する計画でした。しかし今年2月に建設費の高騰などによる計画の変更が発表されました。詳細は以下に記載しています。

このとき東棟は33階になると報じられていましたが、最終的に32階となりました。さらに1階低くなりましたが、まあほぼ踏みとどまったといって差し支えないでしょう。なんとか規模を維持してくれたことに感謝したいと思います。
岐阜新聞などによると、年内にも再開発区域内のグランパレビルの解体工事に先行着手。2025年度内には全体の解体工事の着手を目指すようです。2027年後半にはタワークレーンが登場するようなスケジュールと思われます。
用途は1・2階に商業施設、3・4階に業務施設、5階から32階までは住宅が入ります。業務エリアには岐阜市に本社のあるメイホーホールディングスが入ることが決まっています。人材派遣や建設、介護などを展開する企業です。8月21日には固定資産を取得した旨を発表しており、新ビルにはおよそ1400平米で入居するようです。
引用岐阜駅北中央東地区第一種市街地再開発事業の施行地区及び設計の概要を表示する図書の縦覧について(PDFファイル)
こちらが新しい計画の立面図です。図面を見る限り、塔屋含めて128.32mと推定されます。スカイウイングよりやや低い感じです。
平面形状はシティ・タワーはスカイウイングのような正方形とは異なり、東西方向に長いようです。柳ケ瀬グラッスルに近いかもしれません。
実施設計の事業者は6月、清水建設から長谷工に変更となりました。おそらく施工者もそのまま長谷工になると思われます。
こちらが変更後のツインタワー、というか縮小してしまって親子ビルの予想図です。2月の縮小案発表の時のもののため、今回東棟が発表されてデザインが変わっている可能性があります。
東棟の事業費は340億円です。なお当初と比べて1.8倍になっています。やはり近年の建設費高騰の影響は大きいようです。
西棟は20階程度で検討中。まだ詳細は明らかになっていません。コメントにもありましたが、なんとか計画見直しで東棟と同じになってほしいのですが・・・
なんとか北中央東地区再開発はこれで動き出したことになります。コストや図面などが決まってきたのでこれ以上の縮小はさすがにないと思います。あとは完成を待ちたいですね。