布袋駅に開業した商業施設「MOKU KICHI」をレポートしていきます。名鉄犬山線の当駅は地上の古い駅でしたが、数年前に高架化が完成。最新鋭機の駅に生まれ変わりました。
その後も駅周辺の変化は続き、駅前複合施設「toko+toko=labo」が完成。図書館やスーパーが入る駅を便利に使える都市型の施設ができました。そして名鉄は駅活性化と高架下スペースの有効活用のために商業施設をつくりました。それが「MOKU KICHI」です。
駅を降りると木造のフレームが姿を現します。高架下はコンクリートの味気ない感じですが、木材を利用することでその冷たい雰囲気を緩和し、温かみのある空間となっています。
名鉄の商業施設なので「ミュープラット布袋」になるかと思っていましたが、ここは特色を出すためか別の名前になりました。「MOKU」は「木」を表現し「KICHI」は地域の「基地」として駅利用者を初めとした地域の人々の交流の中心となるよう名付けられたました。
全部で12店のテナントスペースがあります。ただし現在営業しているのはその半分強でした。定食屋やカフェなどが中心です。
もちろん高架下すべてのスペースが店舗ではないので、空いたスペースは駐輪場になっています。雨にもぬれません。
続いて駅前の様子です。きれいな広場が整備されました。住宅も新しいものも多く、高架化に合わせてこのあたりは様変わりしました。
「MOKU KICHI」は、旧布袋駅の歴史を受け継ぐ施設でもあります。布袋駅には木造の古い駅舎があり、1912年の開業当初からあったものです。駅舎の一部はこの「MOKU KICHI」に移設されています。
施設内は歩行者の回遊性を高めるため、ところどころにデッキやベンチを設置して、人が集まるような仕掛けがあります。ただ、写真のように人は少な目でした。
今後名鉄は駅前の商業施設を強化していくものと思われます。ミュープラットもいいですが、このような別のタイプの施設も解く直があっていいかもしれません。
コメント
愛知は駅前が弱いので、駅前には力を入れてほしいですね
ちょうど時代はスマートシティが求められる時代になってきたので駅前にオフィスビル、商業ビル、ホテル、病院、公園、住宅など集めて賑わいのあるウォーカブルな街づくりをしてほしいです
薄暗くて入って良い場所なのか分かりづらいので、落ち着いた木の雰囲気はなくなりますが、もっとデジタルサイネージなど設置して健全な商業施設である事をアピールした方が良いと思います!
なんかパッと見た感じ、木材をメインとした設計会社さんの事務所でもあるのかな?と勘違いしてしまいそう笑