名鉄瀬戸線喜多山駅高架化工事の状況 2025.3

名鉄瀬戸線喜多山駅付近では高架化事業が行われています。対象となるのは喜多山駅前後の1.9kmの区間です。この区間には瀬戸街道、国道302号線という2大ボトルネックが存在するため、高架化はその解消が主目的です。さらに高架後の喜多山駅は2面4線となるため、瀬戸線で初めて待避設備を擁する駅になります。

2022年3月19日より、上り線の高架が使用開始しました。引き続き下り線の工事が進んでいます。今回はその状況を中心にお伝えします。

名鉄瀬戸線喜多山駅高架化工事の状況 2024.9

前回からちょうど半年ぶりの取材です。

小幡駅から歩いていきます。左が仮線、右が高架の本線です。既に下り線の枕木なども準備され、切り替えが近いと思われます。というか年度内に切り替えだと思っていましたが、若干遅れる形になりそうですね。

下部の整備はほぼ終わりました。立派な高架橋の完成です。ここの空間は駐輪場か駐車場になると思われます。

上部の架線柱も完成しているようです。あとはそこに架線を張るだけですね。ちなみに架線の読みは「かせん」ですが工事関係者は「がせん」という人が多いです。

高架が完成すると電車が通過する際の騒音も少し静かになると思います。左に見えている民家も環境改善すると思います。

ボトルネックとなっていた瀬戸街道もスムーズになりました。まもなく高架移設が完了するのでここで止まる車はなくなります。

手前にある線路が使われなくなる日も遠くありません。撤去された後は道路の拡幅に使われるでしょうか。

もう少し喜多山駅側に行くと管理施設のような建屋があります。高架下のスペースを有効利用しています。その手前にはキュービクルっぽいものが設置されています。

駅の様子です。左の仮駅に比べると高架の本設駅がだいぶ立派に見えますね。現状高架は2面3線でつくられており、手前の部分は仮駅を壊してから増設される見込みです。

高架下の様子です。3月5日から通路が変更になっています。しかしまだまだ仮通路といった状況で、最終完成までにはまだ時間がかかりそうです。

完成後は布袋駅のような感じになると思われます。ちなみに布袋駅には小規模商業施設「MOKU KICHI」が誕生しました。ここもそういうのができるといいですね。

完成済みの上り線から工事中の下り線を見ます。待合室やエレベーターなどの骨組み中です。線路はPC枕木が設置されています。

下りホームはコンクリートが打ってあるだけなのであまり駅っぽくありませんが、ここに点字ブロックがつくとだいぶ駅ホームらしくなります。

2024年度内には間に合いませんでしたが、あと3か月くらいで高架移転完了でしょうか。ただしその後下りの高架の増設が行われるため、完成はもう少し先になりそうです。

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