アジア大会宿泊施設 コンテナハウスで決着か

アジア大会の宿泊施設が二転三転しています。もともと選手村を整備する予定でしたが、予算圧縮などのために市内のホテルを借り上げながらクルーズ船を併用する案に変更。しかし先日、アジア・オリンピック評議会(OCA)からその案に難色を付けられ、対応を迫られているところでした。そして今度はコンテナハウスを使用する案が出てきました。

前回の記事です。

アジア大会クルーズ船見直しへ 選手村の整備は?

市内のホテルやクルーズ船案は選手たちの交流できる拠点がないとして、OCAから注文が付きました。そもそも船の上で寝泊まりするのが本当にアスリートファーストなのかは疑問ですし、こういった意見が出るのは仕方ない気がします。

今回でできたコンテナハウス案は名古屋港のガーデンふ頭に整備。居住用に改良したタイプを2000人分整備する計画です。水族館の反対側の敷地は空いているので、大会中はそこにコンテナがたくさん並ぶのでしょうかね。

ただし報道によると、クルーズ船は中止になったわけではなく、コンテナハウスと併用していく計画のようです。4000人規模のクルーズ船だそうです。船組とコンテナ組でどういう分け方になるのか、選手から不満が出ないようにしてほしいと思います。

ということで二転三転していますが。この方針転換にかかるコストも考えたら最初から選手村を建設した方が絶対によかったと思いますね。まあ今からさらに変更はさすがに間に合わないのでもうどうしようもないですが。

他にも「準備に問題がある」としてOCAからの勧告も出ています。これについてきちんとした環境を整備するようOCAとの間で覚書が交わされました。全部で18項目あり、選手に提供する宿泊や食事、災害対応、スポンサー契約、放送などについて定められています。

一方OCAは名古屋市内の会場視察も行っているようで、こちらは「バリアフリーを考慮した受け入れ体制が整いつつある」とおおむね高評価でした。れっきとした国際大会ですので今後もしっかりとした整備を続けてほしいと思います。

またメインキャラクターの「ホノホン」と対を成す、水をイメージしたパラリンピック用のマスコットは「ウズミン」という名前に決まったようです。真ん中にあるのはパラリンピックのロゴマークです。

語源は「水」から発想を広げて「渦」と「泉」です。パラアスリートたちの熱い想いが「渦」となって愛知・名古屋に集まり、そこで生まれた感動が「泉」のように湧き上がって、アジア中に広がっていく大会となってほしいという願いが込められています。

ついに大会まで2年を切ってきました。これで選手村問題は決着でしょうか。他にも問題はあるようですが、あとは成功を祈るばかりです。

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コメント

  1. イオン岡田 より:

    >選手村を建設した方が絶対によかった
    どうでしょうか?
    当初予定が300億円で建設費用高騰で倍増とか言われてる
    しかも選手団が宿泊する施設は仮設で大会後に解体する予定だった
    これに人と金を費やすなら能登復興に人員を割いたほうがいい
    名古屋競馬場の土地が住宅地として魅力ないから、デベロッパーもやる気がないんだ

  2. より:

    少し話しは違いますが港区の競馬場跡地には長崎スタジアムシティみたいなのを作ってほしいです!
    タワーマンションなども建ててスポーツを中心とした街にしてほしいです!