名古屋シミズ富国生命ビルが竣工!

名古屋シミズ富国生命ビルが竣工しました。今回はその記念のレポートです。2021年10月に着手し、3年弱でついに完成となりました。

当ブログでは富国生命ビルの建て替えとしてこれまで取材してきました。丸の内の老朽化した富国生命ビルを、周辺駐車場と一体開発し、16階・83.31mで延床4.7万の大規模ビルに刷新するプロジェクトです。

以前のビルは駐車場の一角にあった10階程度のビルだったので、高さ延床面積とも大幅にスケールアップしたことになります。

フコク生命ビル建て替えの建設状況 2024.4

前回から4か月ぶりの取材です。

外観です。格子状のフレームが特徴的です。このデザインは名古屋中心部の碁盤の目状をイメージしています。縦と横のフレームが相互に支えあう構造体をデザイン化した、時代に左右されない端正なフォルムとのことです。

パースよりも実物の方が彫が深いというか立体感のあるファサードになっていると感じます。

新ビル建設に関わった清水建設の名前も入れて「名古屋シミズ富国生命ビル」となっています。以前は「フコク」とカタカナでしたが感じになりました。逆に清水建設は最近「シミズ」という表記を積極的に使っているようです。

低層部は自走式駐車場があります。ビル北西に入り口がありました。自動車を主たる移動手段とするテナント企業の需要に応えるとしています。

エントランス周りです。まだ工事が一部養生中のところもありますがおおむね完成しているようです。

建物内に植栽があったり、木製のベンチを置くなど、建物内環境の向上も意識した内容となっています。

壁面緑化もあります。まだ植物があまり育っていませんが、格子状のフレームにはワイヤー上に植物が取り付けられたユニットが設置されています。

もちろんオフィスワーカーへの配慮も充実しています。共用部、バルコニー、最上階のラウンジなど、豊かな空間を創造しています。

最後は丸の内の交差点から見た様子です。かなりの大きなボリュームで目立ちます。ですが前からあったと言われても違和感がないくらいなじんでいる気がします。

テナントとして第一三共、TOPPAN、中日本建設コンサルタントなどが既に入居開始しています。オフィス街の中心である丸の内に高規格なビルができることは大きなプラスになるでしょう。竣工おめでとうございます。

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