国際センター付近では2つのオフィスビルが建設中。1つは大和ハウスの進める13階建ての名駅5丁目プロジェクトです。こちらはほぼ完成し今年中の開業が見えてきています。もう1つは三交不動産の14階オフィスビルで、こちらもタワークレーンが解体されて内装仕上げの段階へ。その様子をお伝えします。
前回から4か月ぶりの取材です。
まずはダイワハウスが進める名駅5丁目プロジェクトです。見た目はほぼ完成。今年中にテナント入居が始まりそうな勢いです。
桜通沿いは高層ビルが連続していますが、国際センター~丸の内の西らへんは大きなビルが少なく、ちょっと寂しい印象でした。今回はそれをちょうど埋めるビルになりそうです。
低層部の様子です。最後の仕上げをしていました。外構や植栽などです。店舗も1~2店くらいはできるかもしれませんね。
ガラスの反射率が非常に高くて驚きました。景色がかなりクリアに映し出されています。
続いて桜通から一本入ったところで建設が進んでいた第2三交ビル。こちらも一気にカーテンウォールが取り付けられて完成が近づきました。上にタワークレーンが見えますが、既に解体が進んでいます。
西側にはルーバーが取り付けられています。西に面するオフィスビルは日射負荷が大きくなるので垂直ルーバーは有効な対策です。日射による負荷が減れば空調容量も減らすことができ省エネにつながります。
南から見た様子です。左側の施工中部分はアトリウムになる空間です。この規模のオフィスビルで3層吹き抜けの入り口が設けられるのは珍しいです。
ガラスは反射率の低めのものがつかわれています。さきほどのダイワハウスのビルと比べると一目瞭然です。
おまけです。三交ビルから西に1分ほどのところに野村不動産が飲食ビルを建設中。コロナで長らく塩漬けになっていましたが工事が進んできたようです。デザインもちょっと変わっていて、飲み屋街のアイコンになりそうですね。
これら2つを合わせれば延床ベースで3.7万となり、結構なオフィス供給となります。名駅ではエニシオも競合物件になりそうです。いずれも順調に進んでほしいと思います。