ゲートウォークを改造 駅前広場新動線整備

8月21日、名古屋市から都市計画案の縦覧が出ました。名古屋駅の駅前広場整備と地下の新しい動線についてです。これまで新しい動線をつくるというのがふわっとしていましたが、正確な位置がわかってきました。

引用名古屋市 都市計画案の縦覧(道路の変更/広井町線地下道1号線)

こちらが計画案です。モニュメント飛翔がなくなって交差点が三差路になり駅前広場が大幅拡大するのはご存じのとおりです。今回明確になったのは新しい動線の仕様、地下交通広場の正確な場所と面積などです。

大きく変わるのは地上と地下を結ぶ動線です。リニア開業時をめどに、名古屋駅コンコースからまっすぐ桜通に向かう方面上に新しい地下への動線が新設(階段、エスカレーター、エレベーター)されます。現在使用されている南側の交番前の階段は廃止になります。北側の東山線にすぐ行ける階段は存続です。

そして新しい地下への動線の先には交通広場ができます。面積は470平米とされていますがあまりピンときませんね。まあ今でもちょっと広めの空間になっているので、それをもう少し広げて再整備するみたいなイメージでしょうか。

なおこの整備にともなってゲートウォークの幅員が縮小されます。10mから7mないしは8mになるようです。店舗がちょっと通路側に張り出してくるものと思われます。理由としては、地上駅前広場が大きく広がるため地下を通行する人数が減るため、らしいです。

地上と地下を結ぶ動線ができるあたりです。左に見える店舗は廃止になると考えられます。

昇降施設は上下方向のエスカレーターとそれを挟み込む階段、そしてエレベーターです。

廃止になる予定の出入口です。この当たり前の光景も変わっていきますね。

さて少し気になるのは一般車スペースです。先ほどの図で、右の改造後のレイアウトを見ると、一般車スペースへのアプローチ路がやたら長くなっています。誰が見ても気になると思います。

よく見ると、この一般車スペースはタワーズガーデンを避ける形で配置されていることがわかります。タワーズガーデンとその下の半地下の乗り換え空間はリニアに向けて撤去予定という情報が以前出ていたので、その通り行けば跡地に一般車スペースを配置できる(アプローチ路をもっと短くできる)はずです。しかしそうなっていないのは、名鉄も含めてその辺の調整がまだついていないからだと考えられます。

もう少し一般車スペースが南に行けば、やたら長いアプローチ路の無駄がなくなりますし、その分北側のメインとなる広場が大きく取れます。せっかくの再整備なので広場は大きくまとまって取るべきかと思います。

徐々に新しい姿が見えてきた名古屋駅の再整備。新しい動線でより便利になることを期待したいと思います。レイアウトについてもしっかり調整を行い、より合理的でわかりやすいレイアウトを目指してほしいと思います。

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コメント

  1. 住都局 より:

    一般車スペースは調整途中の図ではなく、確定校ですよ。
    既に昨年12月公表の「名古屋駅周辺まちづくりの現在の状況」で理由とともに公開されています。
    以前のアプローチ場所は交差点では無かったので、南方向交通はUターンが必須でした

  2. すもも より:

    駐車スペース、ロータリー状にする必要があるのだろうか?
    道路に沿って側道的な感じで整備したほうが良い気がする
    それとブロッコリーはどうなるんだろう?

  3. 素人 より:

    アプローチ路が長いのは中央コンコースからの距離や信号の待機列を考えると悪くない気がします。
    まぁ見た目的に違和感と言うかしっくりこない感じは確かにありますが。
    個人的にはSRTの乗降所は東口に欲しいと思っているので、アプローチ路と道路の間のスペースを上手く使って設置出来ないかなぁとか考えています。

  4. 藤ノ棚駅 より:

    チュチュアンナが入ってるところぶち抜くならついでにファッションワン方面にも繋げて欲しいな

  5. ts より:

    全然関係ないこと言いますけど名駅前にドンキ出来てほしいです
    どこもお店閉まるの早すぎで困るので