5月27日、鶴舞公園のリニューアルが完成し、園内の各店舗が開業しました。1か月ほど遅れてしまいましたが、レポートしていきます。
前回からだいぶ経ってしまいました。
鶴舞公園は明治時代からある名古屋の中でも歴史ある公園です。伝統的な建造物が残っていたり、花見のスポットとしても有名で、名古屋市民の憩いの場となっています。今回のリニューアルではそんな公園の魅力をより引き出しつつ、さらに多くの人々が交流できるような場とするため、施設のバリアフリー化や店舗の整備などが行われました。
リニューアル後の各ゾーンは「TSURUMA GARDEN」と呼ばれています。この名前を聞いてそういえば読み方が「つるま」だったと思い出しました。図書館などもそうですね。一方で駅名は「つるまい」です。
園内のリニューアルは主に3か所に分けられます。こちらは駅に近い「area1」です。西側の入り口の右手に見えてきます。
いくつか店舗を紹介していきます。右に見えるのは「いちごぱん」というお店です。かなりの行列の人気に見えます。他はキャラメルスイーツの「伽羅名楼(キャラメロウ)」や天むす屋のお店、フルーツタルトのカフェなどがあります。
芝生の広場もあります。中には入れませんでしたが、緑あふれる空間でくつろぐことができますね。
ビーフカツサンドやかき氷のお店もあります。総じて軽食系が多いですね。ここで客を滞留させるのではなく、商品を買ってもらって公園内を歩いてもらうという狙いでしょうか。
こちらは「area2」です。公園の真ん中より少し北の落ち着いたところにあります。
ワッフルやジェラートなどが楽しめる「トライポットカフェ」とおいしいそばが食べられる「蕎麦切り山人」があります。ここもかなり並んでいますね。
となりには休憩所もあって多機能トイレや授乳室などさまざまな用途の施設があります。
名大病院に近いところにあるのが「area3」です。有名なお肉のスギモトの新業態店舗で、精肉以外にも弁当も販売されています。
総じて新施設は多くの人でにぎわいを見せていました。園内全体も以前よりさらに活気づいたのではないでしょうか。
以上で店舗の紹介は終わりです。今回のリニューアルでは久屋大通公園のように樹木が大きく減ることはなく、元の鶴舞公園の姿を極力残しながら空いた土地に店舗を配置するという手法がとられています。久屋大通公園はその大胆な手法により賑わいの創出という課題をクリアしました。こちらは都心の外縁にある公園のため賑わいは第一ではなく、元の魅力を継承しつつより多くの人に来てもらうことが狙いとなっています。それぞれの公園の特性に合わせた整備が行われ、双方成功していると思います。
鶴舞公園周辺ではステーションAiの建設もありますので今後も注目ですね。
鶴舞公園はなんというか「ちょうどいい規模感」だと思います。もっと大きい公園は庄内緑地とかいろいろありますが、名古屋に合うコンパクトな都心の公園として、これからも居心地の良い市民の憩いの場としてありつづけてほしいですね。
店舗の登場でより魅力的になった鶴舞公園、ぜひ訪れてみてください。