名古屋駅前で解体が進んでいたキャッスルプラザの建て替え計画が判明しました。今年に入ってから建築計画の概要の看板が出たようです。それによると、再開発後は20階・99.9の高層オフィスビルで、延床面積4万、今年6月着工のことです。今回はその詳細を紹介します。
キャッスルプラザは名駅の老舗ホテルとして長らく営業を続けていましたが、建物の老朽化などが問題となり数年前に閉鎖。その後建物の解体が始まり、跡地利用が気になっていました。
現在の様子です。建物の残骸がほぼなくなっています。左に見えるのは昨年竣工した60mクラスの名古屋ビルディング桜館。キャッスルプラザ跡地はそれよりはるかにだいぶ大きいビルが建つことになります。
建築計画の概要です。オフィスビル単体で20階建てはなかなかの規模と言っていいでしょう。高さは消防法がらみでギリギリ100mを下回りました。延床面積は4万平米なので結構大きいです。
よく考えてみるとこのスペックは栄のS2計画とほぼ同じです。完成時期も揃っていてまるで双子のようです。ただし後述しますがデザインは違っています。
かつてアーバンネットと三井ビル北館がほぼ同時期に建設されていたとき、20階100m弱で延床3万というほぼ同スペックなのを見て双子のように感じていました。今回も名駅と栄で同じような形になりそうですね。
ところで今回の規模に対していろいろな意見が出ていますが、私は割とよかったのではないかと思っています。明治安田生命は東京や福岡、広島で所有するビルの再開発を行っていて、その内容を見ると名古屋はこれで妥当と考えました。新宿でさえも23階の割と地味なビルを建てていますからね。
デザインはまだ公表されていません。私は一足先に見たので簡単に書いておくと、桜通側に大きなピロティのあるガラス張りの直線的な箱ビルになる予定です。
着工は6月からです。今年いっぱいは基礎工事、来年前半にタワークレーンが登場し、躯体が伸びていくというようなスケジュール感でしょうか。
設計は竹中工務店です。施工者は記載がありませんがこのまま竹中工務店と思われます。
桜通も昔に比べるとビルの建て替えがだいぶ進みました。キャッスルプラザ跡地ビルは桜通の景観をさらに新しく美しくする存在になりそうです。完成が楽しみですね。
コメント
私が、名古屋市中村区にあるホテルキャッスルプラザ跡地に再開発計画も20階のオフィスビルで自動車のショールームだろう。
ちょっと何言ってるかわからない。