2022年の名古屋 10大ニュースで振り返る

今年も残すところあとわずかとなってきました。個人的な話ですが今年はまた格段に過ぎるのが早かったと感じています。生活のフィールドが関西や大阪方面に移り、名古屋に時々しか帰れないのは大変でした。帰ってもGWやお盆、年末年始以外は慌ただしく取材して、すぐに関西に戻らなければならないのは結構つらかったです。それでも今年いっぱい記事更新を続けることができたのはみなさまの応援のおかげです。1年の締めくくりとして感謝申し上げます。

さて恒例の1年間の振り返りをやりたいと思います。常連の読者の方にはおなじみの企画ですね。インパクトの大きかった名古屋の再開発の話題を10大ニュースという形で紹介します。選出は独断と偏見です。時系列順になっています。

①岐阜駅前に130m級のツインタワー計画が判明、東海地方有数のタワマン街に

2月、岐阜駅前東地区と西地区で再開発構想が発表。実は私はそれほど期待していませんでしたが、蓋を開けてみればまさかの34階&32階の130m級ツインタワーに。コーナー部がガラス張りになっているなどデザイン性も十分です。シテイ・タワー、スカイウイング、イーストライジングと合わせれば岐阜駅前は東海地方きってのタワマン街になりそうです。

②丸栄の暫定施設が開業、10年程度の利用を見込むも今後の一体再開発構想は依然不透明

3月、暫定施設の「MARUEI Galleria」が開業しました。丸栄跡地に商業が戻ってきたとのことで賑わいは続いているようです。年末には北側の栄町ビルに仮囲いが登場して解体が始まる雰囲気ですが、一体再開発構想は未だ先を見通せません。なんとか成功してほしいと心から願っています。

③新今池ビル跡地は29階建てタワーマンション、今池のランドマークが2027年完成

4月、解体後しばらく動きがなかった新今池ビル跡地に、29階・96.1mのタワーマンションが建設されることがわかりました。今池には意外にも高層ビルがなかったため、このタワマンが新しいランドマークになりそうです。事業者は京阪電鉄不動産。最近パースも判明しました。洗練されたファインタワーの完成が楽しみです。

④栄広場のコンラッド・TOHOシネマズが正式決定、2026年の完成に向けてついに着工

6月、三菱地所から栄広場の再開発ビルにコンラッドとTOHOシネマズが入ることが発表されました。特にホテルに関してはしばらく音沙汰がなかったため心配していましたが、これでついに名古屋初のラグジュアリーホテルの誕生が確定しました。現地には看板も出され、後に着工。41階・211.7mの巨大プロジェクトがついに動き出しました。

⑤名駅のモニュメント飛翔がようやく撤去、リニアに向けた駅前再整備が一歩前進

遅れていたモニュメント飛翔の撤去工事が6月頃ようやく始まり、10月に姿を消しました。リニア開業に向けた広場拡張の第一歩を踏み出しました。年末には来年メイチカが閉鎖することも報道され、再整備はさらに進むことになります。

⑥ノリタケ鹿島第一生命の一体再開発が本格始動、詳細やパースも判明、解体進む

S2計画ことノリタケ鹿島第一生命の合同建て替えプロジェクトが本格始動しました。最初に発表されたのは2020年でその後しばらく動きがありませんでしたが、7月に19階・99.9mと看板が掲示。11月にはプレスも出て、コロナ禍を経ても規模が維持されて計画が進行中です。

⑦丸の内の新たなランドマーク、プラウドタワー名古屋錦が竣工、オリマチ錦が開業

夏にかけて錦二丁目7番街区再開発の商業施設「オリマチ錦」が順次開業。プラウドタワー名古屋錦は丸の内のランドマークになりました。その後、すぐ近くの錦二丁目3番街区で再開発準備組合設立の話も出てきました。30階程度のタワマンが経つ可能性もあり、今後も目が離せません。

⑧伏見の錦二丁目18街区に24階建て130m級のオフィスビル計画が突如浮上、2028年完成へ

9月、三井住友銀行の東街区で中小雑居ビルを集約し24階建てオフィスビルを建設する計画が判明しました。延床は55600平米。まだパースなどは明かされていませんが、年度内の都市計画決定に向けて水面下で進んでいるものと思われます。完全にノーマークでしたね。こういうのがあるから再開発は面白いです。

⑨ポートメッセ新第一展示館が開業、競馬場跡地・イオン跡地などあおなみ線沿線での動き

10月、ポートメッセなごやの新第一展示館が開業しました。これにより総展示面積は4万平米に。旧第一展示館はレゴランド拡張用地にすべく解体が始まっています。またアジア大会選手村(名古屋競馬場)跡地では商業や住宅などの複合開発が決定、イオンモール名古屋みなと跡地では物流倉庫の建設が決定するなど、金城ふ頭以外にもあおなみ線沿線でいくつか動きがありました。

⑩ジブリパーク3エリアが開業、世界中から人が訪れる人気テーマパークに

11月、ジブリパークの青春の丘・ジブリの大倉庫・どんどこ森の3エリアが開業しました。土産購入額平均がTDLを超えたり、チケットが早々に売り切れるなど全国・全世界から人々が訪れる大人気スポットとなっています。もののけの里は2023年秋、魔女の谷は2024年春に開業予定で、まだまだ目が離せません。

ということで今年もいろいろありました。他にもアーバンネット名古屋ネクスタビルの開業、名鉄レジャックの閉館、中日ビルとNAGOYA the TOWERの成長などなど話題は尽きません。

まもなく新しい年になりますがみなさま体調を崩さないようお気をつけ下さい。最後に今年一年当ブログをご覧いただいてありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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コメント

  1. ミュージック・アワー より:

    私たちが、2022年から2023年のスタートが名古屋市西区名駅1丁目にある名駅ダイヤメイテツビルの隣に再開発するので建設工事も忙しいです。

    • すもも より:

      ダイヤメイテツビルの隣って、ニッポンレンタカーがあったところが
      再開発されるってことですか?
      あそこだとしたら、今残っている建物はそのままで
      街区一体再開発は無理なのね…

  2. hirochanpi より:

    こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
    どなたも書き込んでおられないようなので。
    明治安田生命名古屋駅前ビル(キャッスルプラザ跡地)は99.9メートルのビルの様です。
    またしても100メートル届かずか!というご意見は多そうですが、このご時世ですので十分かと思いました。

    • 杢目 より:

      新宿の一等地にしてはいささか控えめなビルを建てる明治安田生命ですから、この度の名古屋の規模感は順当でしょう。1000億円の予算に対して、新ビルの規模は新宿>名駅>広島>福岡>金沢。これは旧ビルの規模とも比例しています。

      明治安田生命新宿ビルが西新宿の摩天楼に埋もれるように、明治安田生命名古屋駅前ビルは名駅の摩天楼に埋もれると。