千種ビル群が再開発?地盤調査の動き

千種駅の西側には住友生命千種ニュータワービルという高層ビルがあります。その周辺には10階程度の業務ビルも連なっており、まとめて千種ビル群と呼ばれています。

そのビル群が再開発されるかもしれません。少し前には地盤調査もしていましたし、風景が一変する可能性が現実味を帯びてきています。

住友生命千種ニュータワービルは21階・85.6mの高層オフィス。20階クラスでオフィス単体は名駅〜栄がほとんどで、千種のこのビルは貴重な存在です。竣工は1991年と30年選手です。外観は名駅の住友生命ビルと同様のガラス張りで、年数の割にそれほど古さを感じさせません。

周辺には住友生命千種第二ビル、第三ビルも建っています。こちらは1980年前後の完成なので40年選手です。

少し様子を見てみるとテナントはまばらになっており、再開発に向けて順次退出が進んでいるように思えます。

こちらが案内図ですが・・・ボロボロになっています。どうせ近い将来潰すのでもう放ったらかしということでしょうか?

気になる再開発ですが事業者は積水になりそうです。既にビル群の所有権は住友が手放しています。

では建て替え後はどうなるか。一番無難なのはタワーマンションでしょうね。積水は名古屋においてグランドメゾンシリーズでかなり信頼を築いてきました。収益の観点でもオフィスよりタワマンが堅いです。

仮にタワマンになった場合100mクラスは十分行けるでしょう。駅近の理想的な立地でポテンシャルは高いです。近隣のアクシオスやライオンズタワーと差別化するために150m級もあると思います。

ただしいくら高層になってもタワマンだけでは少し寂しいですね。しなの停車駅の千種駅徒歩1分というのは相当アクセスに恵まれています。全路線が集まる名古屋駅はともかく、栄と比べて大きくアクセスで見劣りはしません。しかも敷地は広いです。タワマンだけでなくオフィスやホテルでも十分成り立つのではないでしょうか。積水の名古屋における第3のランドマーク開発(第1は池下のツインタワマン、第2は御園座の劇場+タワマン)としてマンション単体ではない個性豊かな複合ビルを検討してほしいと思います。

千種ビル群が一新すれば、綺麗になった東山線千種駅とともに千種のイメージの大幅向上につながることでしょう。

気になる時期ですがこれは全くわかりません。まだ入っているテナントもありますし、すぐに再開発が行われるという雰囲気ではなさそうです。

先日地盤調査をしていました。その状況を元にどんな建物なら建てられそうか検討中といった段階ではないでしょうか。

すぐに動く可能性は低いものの、大型案件になるのは間違いなさそうな千種ビル群の再開発。今後の動きに期待ですね。

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コメント

  1. 日野 より:

    タワマンだけになるなら最悪です。そうなる位なら現ビルを改修して使い続けて欲しいです。

  2. 再開発応援隊 より:

    タワマンでは副都心の賑わいが生まれない。敷地面積が広いのでせめて低層部は商業施設の誘致を期待してます。

  3. パール より:

    マックスバリュ、セリア、ドラッグストア(いずれも小規模店)の
    コンビで終わりな予感・・・

    • 日野 より:

      あの土地建物を取得するのに相当な金額がかかるでしょうから、高度利用しなくては元が取れないのでそれはないと思いますよ。私としては残念ですが、タワマンが最有力候補かと。

  4. 住都局 より:

    不動産関係の情報筋によると、どうやら西東2棟のタワーマンションになるようですね。
    積水ハウスは東京や大阪、京都ではラグジュアリーホテルやオフィスを絡めた複合開発の実績があるので期待していたのですが….
    都心から離れている千種では難しかったのかもしれません。
    高さは未定らしいので、少なくとも150m級は実現して欲しいですね。