ノリタケ鹿島第一生命 プロジェクトが本格始動

S2計画は栄の芸術文化センター南の街区で始動している再開発計画です。2020年、事業者のノリタケ・鹿島・第一生命は3社で一体建て替えに合意。その後しばらく動きはありませんでしたが、2022年に入って解体が本格化、建築計画の概要も出るなど、新ビル建設に向けて動きが活発化してきました。

工事状況は1か月前にレポートしています。

ノリタケ鹿島第一生命 一体開発に向けて解体中

11月11日、ノリタケ・鹿島・第一生命の3社から共同でプレスリリースが出され、プロジェクトが本格始動したと発表されました。それに伴い、新しいパースもいくつか出てきたので紹介します。

引用鹿島 プレスリリース(PDFファイル)

こちらがパースです。コーナーが曲線になっているのが特徴ですね。事業者であるノリタケの食器から連想し、ボーンチャイナの柔らかな曲線美を取り入れたとしています。最近の名古屋の大規模ビルでこういうスタイルは珍しいのではないでしょうか。

規模はこれまでの情報通り19階・99.9mと発表されています。なお塔屋が3階あるようです。延床面積は4万平米となかなかの規模です。

新ビルは環境配慮型建築となっており、CASBEEでSランクを取得。まあ近年このクラスのビルでは標準装備というか、Sランクが当たり前になりつつありますね。

低層部の様子です。公開空地が広く取られていることが分かります。敷地とビルを共同化、高層化することで余った土地に緑を配置し、人々の賑わい空間を創出する理想的な再開発です。

北側も芸術文化センターから人の流れを呼び込むような広場が整備予定です。文化や芸術の拠点と商業地区を結ぶウォーカブルな雰囲気づくりに貢献します。

着工は2023年6月、完成は2026年3月です。栄広場と同時期です。完成したばかりの中日ビルを横目に、2つの大規模現場で計4台のタワークレーンが動く姿を見れば、栄の大変動を感じずにはいられないでしょう。本当に楽しみです。

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コメント

  1. 中区民 より:

    隣り合った複数の建物が既に再開発の計画が決まった状態で取り壊されその後すぐに建設されるという、東京では当たり前でも名古屋では非常に珍しい案件ですよね。
    名古屋では建物の老朽化等で次どうするか決めないままとりあえず壊したり使用しなくなりでコインパーキングや暫定施設で長年放置が多すぎますから……

    この辺り一帯は昔は官庁街だったのでその名残で地権者の問題も無く開発しやすかったかもですね

  2. 心理テスト より:

    出た中区民主語が大きい人