名古屋競馬場が移転 跡地には高校進出

3月11日、名古屋競馬場で最後のレースが開かれ、73年の歴史に幕を閉じることになりました。新しい競馬場は弥冨にあります。4月からオープンする予定です。

いつも読んでいただいている方はもう十分ご存じだとは思いますが、閉鎖の理由はアジア大会選手村整備のためです。2026年に開かれる大会の選手村用地として、競馬場跡地が使われます。

先日、跡地利用で同法学園が抜けたという話があり、その後どうなるのか注目されていましたが、ひとまず誉高校の進出が決定したようです。

引用第20回アジア競技大会選手村後利用事業に係る契約候補事業者の構成員の変更及び基本協定の締結について(PDFファイル)

これに伴いパースも変更されています。手前が高校ゾーンになる見込みです。当初案はこちらをご覧ください。

アジア大会選手村の跡地利用 契約候補者が決定

小牧にある誉高校を運営する尾関学園の理事長は「29年4月の開校を目指す」としています。港区と隣接の中川区で合わせて約36万人の人口があるのに対し、私立の高校がないことを挙げ「厳しい少子化の中でも高校を存続させていける」と説明。現在は募集を停止している商業科などの再開や新学科の設立により、小牧市の現校舎を存続させることも検討しているようです。

大学の方は今のところ新情報がなくどうなるかわかりません。ただ愛知学院や名城ドーム前キャンパスなど近年の都心回帰の傾向を踏まえれば、郊外の不便な立地にある大学が来るのではないでしょうかね。誉高校もそのパターンです。

平面図です。左下のエリアが変更になっています。かつては大学のみだったのが高校が追加され、よく見ると図書館やイノベーションハブ産学連携拠点、民間研究機関も増えています。

大学のみならず教育研究施設が集積するのはいいことだと思います。ただ、これらは事業者が高校以外決定していないので、今度こそはすったもんだが起きないことを祈りたいです。

なお、名古屋競馬場の移転に伴ってあおなみ線の駅名も「港北」に変更されました。個人的には「土古」の方がいいと思う、と港区住みの友人に言ったら同意見でした。まあそこまで大した問題ではないのですが・・・

今後のスケジュールとしては2026年にアジア大会、その跡地は2027年度以降順次供用開始予定となっています。

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コメント

  1. 通りすがり より:

    場外馬券場を問題視して撤退した同朋と、そこに目を瞑っても都心回帰を目指した誉。どちらが吉と出るでしょうか。
    駅名は土古にならなかったのが不思議なくらいで、むしろ意図的に避ける理由でもあったのか?と思ってしまいます。