名鉄瀬戸線喜多山駅付近では高架化事業が行われています。対象となるのは喜多山駅前後の1.9kmの区間です。この区間には瀬戸街道、国道302号線という2大ボトルネックが存在するため、高架化はその解消が主目的です。さらに高架後の喜多山駅は2面4線となるため、瀬戸線で初めて待避設備を擁する駅になります。
今回も小幡駅から喜多山駅に向かって歩いていきます。順番に写真を載せていきます。

前回からちょうど半年ぶりの取材です。
小幡駅付近から東を見た様子です。右に見えている緩やかに上っていくのが上り高架線です。まだ枕木、レール、バラストなどは引かれていませんが、各資材は既に準備してあり、近々惹かれるものと思われます。
喜多山方面に向かって高架が上っていきます。ここは南北道路で高架をくぐれますが高さ制限が2.4mとトラックなどは通れません。
半年前の写真とほぼ同じアングルですが、高架の上に架線とそれを支える柱が設置されたのが進展です。
東に行くにつれて高架の高さが上がっていきます。新規に設置された架線を支える柱は高架がまだ片側だけのため途中で切れたような形になっています。
ボトルネック1つ目の瀬戸街道です。ここだけ橋脚の間隔が道をまだぐ分長くなるため、高架の梁成も大きくなっています。
瀬戸街道を越えてあとは喜多山駅まで直線です。この辺はレールとかもう引いてあるんですかね?下からしか撮影できないのでその辺の進捗は分かりませんね。
さらに進むと高架線の幅が2線になります。ホームは2面4線+留置線なのでここで幅が広がります。
各々の区間で高架下に置かれていた資材が撤去されるなど、全体的にすっきりしてきた印象です。
最後は喜多山駅です。階段になる部分が見えてきました。駅部分も急ピッチで施工が続きます。
春には今年中に高架移行できそうだと書きましたがギリギリくらいですかね。また半年後に取材するのでそのときには完成していることを期待したいです。
10月30日にダイヤ改正もあります。昼間時間帯において準急をすべて普通として運行します。新型コロナによる需要変動への対応とのことです。
完成は2023年度の予定です。