名鉄は西枇杷島駅の改良を進めています。西枇杷島駅は本線上の駅で、庄内川を渡ったすぐのところにあります。スペースの関係上ホームには何もなく、列車も普通しか止まらない、かなりローカル然とした駅でした。
ダイヤ改正で待避線が必要なくなったため、それを撤去してホームを大幅拡張。一昨年夏くらいから着工し、少し前に完成しました。
前回から7か月半ぶりの取材です。
完成しました。以前は幅が非常に狭く、安全性にも問題がありましたが、きれいで安全なホームに生まれ変わっています。
ホーム自体も電車との段差がかなり小さくなっています。バリアフリーの点でも利用しやすい駅になりました。
岐阜方面の駅舎の様子です。改札機2台、券売機1台のシンプルな構成です。
相対式ホームを結ぶ跨線橋などはなく、完全に上下線でホームが分かれています。
右奥には道路拡張用地が見えています。東枇杷島駅の方からくる道路(旧22号)は庄内川を渡ると一旦地平に降りてこの線路を越えるために再び橋を上りますが、老朽化している枇杷島橋を架け替えるとともにその橋から連続的にこの線路を越え、4車線化する事業が進められます。
名古屋市側を見るとかなり用地の取得は進んでいるように見えます。
駅全体を見ます。名古屋方面のホーム左側には犬山線につながる連絡線が残っています。そのためホームの一部が岐阜方面に比べると狭くなっています。
このように構内踏切もできています。ただしこちらの連絡線はほとんど使われないため、本線を横切る構内踏切があったかつてと比べると、安全性は大幅に向上していると言えます。
ついに完成した西枇杷島駅。名鉄は最近このようなホーム改良や高架化にもかなり力を入れてきていると感じるので、今後も頑張ってほしいですね。