市民会館建て替え 古沢公園と一体で拡張へ

先日、金山の市民会館などの建て替え素案が明らかになりました。12月4日の日経新聞によると、現在2あるホールを3に、座席数は3437席から最大4600席に増えるとのことです。

市民会館は1972年の完成とほぼ半世紀選手。老朽化が深刻になっていたため以前から建て替えの報道がされていましたが、具体的なキャパシティが示されたのは初めてです。

素案によると、第1ホールは「聴く」を前面に、中部圏のクラシック音楽を発信してきた現市民会館の機能を引き継ぐとのこと。名古屋フィルハーモニー交響楽団や他の楽団によるクラシック音楽の演奏が想定されています。

第2ホールは「観る・魅せる」がコンセプトで、演劇や伝統芸能で利用するそうです。

追加する第3のホールは「体感」を重視し、プロジェクションマッピングや、映像や音声をリアルタイムで配信するライブストリーミングに対応する見通しです。可動式の客席だと900席、立ち見では最大1800人が収容できます。

また、報道によると古沢公園との一体開発が想定されています。現敷地は1.4万平米あまりで、古沢公園は5千平米程度ですから、一体化で2万平米近くが利用できます。

以前は反対運動が話題でしたがそれはクリアしたんですかね?まあいずれにしても一体開発の方針が出てよかったです。新ビルには公開空地や緑地を多くとりゆとりのある空間を目指してほしいです。

次はボストン美術館跡地の話題です。先日の報道によると、その跡地で来年2月から5月にかけ「バンクシー展 天才か反逆者か」が開催されるようです。

バンクシーといえばイギリスを中心に活動する謎の風刺アーティストですが、その展示会は全世界で開かれており、日本でも大阪と横浜で開催されています。

ボストン美術館跡地は、市がこれまで長期利用を想定して運営者を募集していましたが、高い賃料などから業者が集まらず、宙に浮いた状態が続いていました。そのため市は短期の利用でも可能と方針を転換、今回のバンクシー展が開かれることになりました。

名古屋第2のターミナル至近の立地にせっかくいい施設を持ちながら、それが生かされていない状況が長く続いていたので、良かったと思います。

最後は駅東のコンフォートホテルです。タワークレーンが登場し鉄骨建方が本格化しました。写真は少し古く、現在はもう少し工事が進んでいるようです。

10階建てで宿泊施設以外にも物販や飲食、さらにスポーツ練習場も入居予定。来春完成予定とされてきましたが、ちょっと間に合わない気がします。

金山もいろいろ動きが出てきました。栄や名駅に次ぐ第3極としてもっと発展すれば、名古屋の都市としての厚みがぐっと増すと思います。まずは市民会館の続報に期待です。

シェアする

フォローする

コメント

  1. あい より:

    新市民会館って商業施設やオフィス併設ですよね?
    敷地2万平米もあって導入機能がホール3つと公園だけだと勿体ない気がするのですが…
    当地は金山駅前では数少ない開発用地ですし、ミューザ川崎シンフォニーホールのような複合施設が望ましいです。