名鉄名古屋本線知立駅の周辺では高架化事業が行われています。知立駅は名古屋本線の特急停車駅であり、三河線の海線・山線の結束点にもなっている重要な駅です。しかし駅自体は高架になっておらず、市街地の分断や渋滞が大きな問題になっていました。
対象となるのは名古屋本線が知立駅を含めた約1.5km、山線が約2km、海線が約1.5kmの区間です。他の高架化と比べて大規模な工事となります。現在は基礎工事が行われています。5か月ぶりのレポートです。
かなり建設が進んできました。4面8線を有する2層構造の高架駅のため、規模感が布袋や喜多山とはやはり違いますね。名鉄では太田川と並ぶ「要塞駅」になる予定です。
駅部分です。かなり大規模な基礎です。これが建ちあがってきてここから通過する電車が見えなくなる日は近いでしょう。
名古屋方は今回はこの1枚だけですが、高架が途切れていた区間でも工事が始まっているのがわかります。
今回は豊橋方を中心に。すでに2層構造の高架ができている場所もあります。2階が本線、3階が三河線です。
少し南東へ行くと三河線がカーブして本線から離れます。この写真でいくと右手前方向に山線、左手前方向に海線です。
工事は山線の方がやや先行しているようです。3階に見えているのが山線で、2階の本線と少し向きがずれています。
その部分(やや右奥)が手前の線路の方向に合流するイメージです。曲線半径は今より少し緩和されます。そして三河知立はすぐそこ。移転予定先の様子は次回お伝えしたいと思います。
周辺では区画整理も行われています。マンションの開発計画が相次いでいるようです。ちなみに駅北では23階建てタワマン計画もあるそうで、こちらも動きがあり次第お伝えします。
2023年度の完成予定と聞いて、規模も大きいしたぶん予定通りには行かないな、と思っていましたが割と順調に進んでいます。名鉄のダイヤ編成上にも大きく影響するでしょうから早期完成に期待したいですね。