8月17日、名駅南のタワーマンション計画を進める総合地所などから、同プロジェクトの詳細と着工のプレスリリースが発表されました。既に工事は始まっていましたが、これまでのものは準備が中心で、今回をもって本格着工ということでしょう。
詳細を見ていきます。工事の様子はこちらから。
引用総合地所などプレスリリース(PDFファイル)
新しいパースです。外装デザインはダイナミックなシルエットを表現。見る方向により多様な表情を見せるデザインとしています。
プロジェクトに参画しているのは総合地所、名鉄不動産、京阪不動産、大和ハウス、三交不動産、住友商事の6社です。名称は「NAGOYA the TOWER」に決定。階数は42階、高さは約149.1mとあります。やはり若干の変更があり、看板にも出ていたこの数字が正しいようですね。戸数は441戸であることが判明。これは名古屋のタワマンでは最大です。
このコロナ禍の中でも縮小せずに着工したのは、各社とも住宅需要は底堅くタワマン建設は行ける、と判断したためでしょう。長谷工などは残る敷地で2棟目を建設する可能性があるとしています。今回のプレスではそれについては触れられていませんが、あまり悲観的にならずに様子を見ていきたいと思います。
外構計画においては、名古屋の都心でありながら敷地面積の約70%を空地とし、その中に緑豊かな空間や水景を採用、新たな都心のオアシスを創出する計画です。奥行きのある敷地を利用した、都心とは思えないほどの深い杜に包まれたプライベートガーデンも形成されるそうです。
エントランスホールのパースです。住まいの顔となるエントランスには迎賓の趣を取り入れ、大型車も停車できる車寄せが設置されます。共用部は細部にこだわり、二層吹き抜けのラウンジを始め、高層階にはエクゼクティブラウンジを設けます。さらに高層階住戸の顧客ニーズに応える専用の地下平面駐車場や専用エレベーター、来客へのホスピタリティも意識したコンシェルジュサービスや趣の異なる3室のゲストルームなど、充実した設備になる予定です。
デザイン監修は、様々な賞の受賞歴をもつ建築家の光井純氏が手掛け、街の新たなランドマークとなるにふさわしい意匠となる予定です。また頭頂部はライトアップが行われる模様。どんな風になるか楽しみですね。
商業施設というほどではないですが、小型スーパーなどが設置されると住民としては非常に便利になると思います。今回の限りだとなさそうに見えます。
しかし付近は名鉄がエディオン建物を取得、バス営業所も再開発検討など、まだまだのびしろがあるエリアです。このタワマンが名駅南の発展を切り開く物件になることを期待したいと思います。完成は2023年4月の予定です。
コメント
今のところはオフィスやタワマンの規模が縮小されるケースをあまり見ないのですが、コロナによる影響は思ったほど大きくないのでしょうか。中日ビル、栄広場、名古屋ザタワーといったこの地方の主要な再開発はどれも規模を維持したまま計画が進んでいますし。
コロナもずっと続くわけじゃないので先を見据えて縮小は一つたりともしないでほしい。
そしてnagoya the tower2が決まれば最高です。
すぐ南にある名鉄バス営業所の再開発も期待していたのですが、
名古屋市の都市計画図を見るとJCT新設のため公有地になりそうですね。
残念……
https://dotup.org/uploda/dotup.org2239379.png
当たり前のように縮小ばっかりする都市計画辞めてもらいたいですね
えっと、どこが縮小なのでしょうか?
確か160m?からの若干縮小ですね。
確かにJRタワー(260→220)
錦二7番(150?→110)
納屋橋(200m級2棟(ボツ)→100mタワマン1棟)
など結構ある。
ここは是非2棟目が建ってほしいところ。個人的には金山のアスナル再開発が2027年以降に延期されたのが残念で仕方ない。
納屋橋を縮小と仰るのなら分かりますがそれ以外は若干の誤差でしょう。特に今回の長谷工のタワーに関しては階数、床面積ともに少しも縮小されていない。
都市開発で最も重要なのは高さではなく床面積です。高さが低くなっただけで騒がないで頂けませんか?
まあどれも若干ですけどね笑笑(私は160からの縮小からは特に騒いでいません)
JRタワーはもし260で建設されていたら名古屋No.1を更新できたわけで、錦七番に関して言うと高さが110だと都心のスカイラインに埋もれてしまうような気がし、150だと頭ひとつ抜けて見えるので。
156m→149mですね
それから自分で確認した情報ではありませんが、前回記事のコメント欄の情報によれば延床面積も少し減っているようです
また、JRゲートタワーの方は、”最大”260mで検討を行い220mに落ち着いたというものです
確か決定当時も、五大紙+中日新聞の6紙のうち4紙は計画縮小と呼ばず、その様に正確に報じており
朝日と産経の2紙だけが、計画”縮小”と否定的な表現で報じていたかと。