名二環（名古屋西JCT～富田IC）の建設状況 2020.7

名古屋第二環状自動車道は名古屋の郊外を環状に結ぶ高速道路です。北半分は東名阪自動車道として長らく併用されていましたが、2011年3月に高針JCT～名古屋南JCTが開通。残る名古屋西JCT～飛島JCTまでの区間は2020年の開通を目指して事業中です。

並行する国道302号は大型車の割合が多く、しばしば渋滞も発生しています。この区間が高速道路として完成すれば、渋滞の大幅減が期待できると同時に、長らく進めてきた名古屋郊外の環状道路の整備が完了することになり、意義は大きいといえます。

今回お伝えするのは富田ICから名古屋西JCT付近までの区間です。包里交差点から北に向かって歩いていたので、順番に写真を載せていきます。

前回の取材から5か月ぶりです。

今回は近鉄のあたりから。街灯や看板以外の設備はほぼできており、高架は完成形です。

少し北へ進みます。以前は桁が片方だけの区間もありましたが、外回り内回り共に完成しています。

高架の位置が高く、周辺の建物も低いため、想像していたほどの圧迫感はありません。

関西本線の付近です。10m程の区間だけ高架が途切れていますが、桁は既に下に準備してあります。

関西本線を越える部分は既に完成しており、高架が途切れているのは手前の部分です。

いつもはこのまま千音寺方面に向かって歩きますが、今回は趣向を変えて春田駅から撮影してみます。

線路上空を高速道路の高架が越えていくのがしっかり確認できます。

あと、関西本線は複線化してほしいです。貨物列車が結構頻繁に通っていくのを見かけましたし、快速みえなども行き違いの待ち時間が多いと聞きます。もう少し太い線になってくれるといいのですがね・・・

高層ビルではありませんが、何年も追い続けたプロジェクトが完成目前になるのを見ると感慨深いです。

先ほどの途切れている部分です。ここができれば名二環は完全に環状道路として繋がることになります。

この後JRで帰ったので、今回は少し短めのレポートになりますが、春田駅からの様子が見れてよかったです。

工事はラストスパートに入ってきました。完成したら早速走ってみたいですね。