丸栄本館の解体状況 2019.3

栄を代表する百貨店だった丸栄は、徐々に売り上げ不振となり昨年6月に閉店。建物解体後、北側の国際ホテルなどと一体開発され、新たな商業施設として生まれ変わる予定です。

親会社である興和は昨年11月から丸栄本館の解体工事に着手しています。工期は2020年3月までの予定です。

現在の丸栄の様子です。これまで内部の工事が中心でしたが、外壁がシートに覆われ始め、ついに解体という感じが出てきました。シャッターが下り、青の庇もなくなっているため、より殺風景な印象です。

象徴的な壁画もシートに隠れていないのはごく一部となりました。もう本当に見納めになりそうです。

さて、情報提供・共有欄でコメントをいただいたのですが、中部経済新聞によると丸栄はアスベスト量が予想以上にあるため、工事が難航しているとのことです。予定されていた工期はあと1年ほどですが、これが延びる可能性もあるようです。

中部経済新聞といえば先日、この西隣の土地にリッツ・カールトンが進出という記事を出しました。丸栄や国際ホテルの再開発が進み、さらにリッツも進出となれば、この界隈は見違えるような変貌を遂げることになります。ぜひそうなってほしいものです。

ただし国際ホテルの再開発は依然として不透明です。安藤証券との合意を得たという情報は聞きません。これはアスベストよりもはるかに大きな問題です。

また丸栄跡地の暫定商業施設もまだ具体化していないようです。このように丸栄再開発は課題が山積しています。

しかしこれらの課題を乗り越えて再開発が成功すれば栄復権の大きな力になるのは間違いありません。栄が明るい未来になるよう、何とか頑張って欲しいですね。

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コメント

  1. 日野 より:

    一昨日自分も見に行きましたが、東西に大きな穴が開けられそこから大型トラックが中に入って行く所を見れました、暗くてよく見えませんでしたが内部には大きな空間ができているのでしょう。
    そして解体後の姿ですが中部経済新聞曰く、暫定商業施設はやめたそうです。アスベスト問題でどれくらい遅れるのかわかりませんが、解体後丸栄跡地を先行して再開発するつもりなのかも知れません。それが一番だと思います、丸栄の敷地だけでも十分ありますし、都市再生特別地区の指定による容積率緩和などの恩恵を受けれるでしょう。国際ホテルの方についてはゆっくり時間をかけてやっていければと思います。

    • 匿名 より:

      その情報何処にあります?出来ればソースを貼りつけて下さい。見当たらないので宜しくお願いします。アスベストの工期遅延はありましたが、暫定施設中止情報が無いので。
      アスベスト問題も一因かもしれませんが、明治屋ビル及びパーキングを含めた再開発も一因かもです。個人的な推測ですが。

      • なは より:

        もしかしたら、アスベストの工期遅延の記事の、有料部分にあるのでは?

      • 日野 より:

        アスベストで遅延と同じ記事です。後半部分をネットで見るには会員登録がいるので直接紙面で見た方がいいです。
        それからこちらからもお願いですが、コメントの際にはハンドルネームをつけて下さいね。

  2. より:

    >解体後丸栄跡地を先行して再開発するつもりなのかも知れません。

    あまりにも解体が遅れるとその可能性も高まっていきますね。仰る通り、それが一番いいかと思います。ゆうても4,000平方メートルありますからね。結構広いです。
    100mを建てるビルを建てることも十分可能です。