岐阜県新庁舎の建設状況 2019.2

岐阜県新庁舎建設事業は老朽化している現在の庁舎を建て替えるプロジェクトです。前回は市庁舎の建て替えをレポートしましたが、岐阜県では県庁舎の建て替えも進行中です。新庁舎は21階建て104mの規模になります。

最寄り駅は岐阜駅からもうひとつ行った西岐阜駅。駅から南へ1.5kmほど歩いたところにあります。今回の取材では寒さが堪えました。

現在の岐阜県庁舎です。1966年の竣工で何と築半世紀にもなります。

遠景で見るとそれほど古く感じませんが、このくらいの距離で見るとちょっと古めかしい印象を受けます。そして中に入るとかなり年季が入っていることを実感します。天井は低く通路は狭く、やはり建て替えの必要性を感じます。

引用岐阜県庁舎基本設計

新庁舎の完成予想図です。これはさきほどの写真とは正反対から見た構図になっています。手間の低層部が議会棟、中央の高層部が行政棟です。その奥の薄く描かれているのは県民サービス棟で、高層棟完成後2期工事として施工されます。一番奥に見える建物は県警本部で、こちらは比較的新しいためそのまま存続します。

21階建てで104mはなかなかの規模です。20階部分には展望フロアが設けられるとのことです。楽しみですね。

現在駐車場になっているこの場所も工事エリアになります。

敷地東端付近では側溝工事が進められていました。新庁舎建設のための準備段階と思われます。

敷地北側では立体駐車場が施工中です。新庁舎建設が始まると平面駐車場が使えなくなるため、立体化して収容台数を確保します。

いよいよ動き出した岐阜県新庁舎整備計画。市庁舎もそうですが、やはり岐阜は高層化にかなり積極的ですね。

完成は2022年の予定です。