栄の南エリアでは最近再開発の動きが相次いでいます。今回は規模は大きくありませんが、じわじわと再開発の波が広がっている栄の南エリアの様子をレポートします。
まず中電不動産が建設する、ホテルなどから成る複合ビルです。ラスキーオンザパークがあった場所です。
規模は16階・60m弱。建築計画の概要も掲示され、工事が始まろうとしています。
低層部には商業施設が入ります。大津通りからは中に入った場所にありますが、ナディアパークが近くそれなりに賑わっている場所です。現在駐車場となっているこの場所が低層部に商業施設を含むビルになれば、さらに賑わいに連続性が出てくると思います。
また情報提供・共有欄に呉服町通の商業施設の書き込みもありました。現在コインパーキングになっている場所に「SAKAE SOUTH PEAKS」というおしゃれな商業施設ができるようです。ナディアパークから南へ100mくらいの場所です。情報提供していただいた方、ありがとうございます。→https://sakaesouthpeaks.wordpress.com/
施設自体は低層ですが、コインパーキングのままとは大違いです。街中にこういう店舗が増え駐車場が減っていけば面的で回遊性のある街になることができます。このような動きがどんどん進むといいですね。
関係ないのですが、この矢場町などのあたりは「栄ミナミ」と呼ばれることが多い印象です。個人的には「ミナミ」というのは難波や心斎橋(反対はキタ=梅田)を指す言葉というイメージなので、ちょっと違和感があります。なので今回の記事タイトルも「栄南エリア」としています。たいしたことではないのですがみなさまはどうでしょうか?
次は栄5丁目計画です。こちらは栄で一番動きが少ない南東側のエリアです。栄は北東側は芸文・オアシス・テレビ塔、北西側はサンシャインや錦三の歓楽街、南西側はデパート群がそれぞれありますが、こちら側は核となる施設もこれといってなく、地味な雰囲気です。
そんな中進んでいるのは野村不動産によるタワーマンション計画です。対象の土地は更地化され着工を待つばかりとなっています。
栄5丁目といってもあまり実感が沸かないと思います。私もあまり沸きません。松坂屋本館の久屋大通を挟んだ向かい側といえば分かりやすいかと思います。
規模は23階・75mとそこそこです。延べ面積はやや小さめで、細めのタワマンになりそうです。
こここそ「プラウドタワー名古屋栄」という名前が相応しい気がしますが、テラッセ納屋橋でその名前は使用済みです。どういう名前になるのでしょうか。
そこからすぐの場所にある三ツ桃ビルです。解体が進んでいます。跡地利用は不明です。
栄では丸栄や中日ビルや栄公園が話題ですが、このように一本中に入った場所でも、小規模ながら再開発の波が広がっています。今後も随時レポートしていきます。
コメント
三ツ桃ビルの解体も野村不動産が主体となって進めていますので、ここもマンションだと思われます。
当地区とは離れますが、名駅南でも野村不動産が事業を進めています。といっても、こちらは住宅事業部ではないと思われます。
場所は、風来坊の向かい側で、ちょっと前には風俗店が入ってました。隣の名鉄協商パーキングは閉鎖済。さらに隣にもパーキングがありますが、こちらは動きがないため、敷地は狭いです。恐らく、GEMSシリーズになると思われます。
あと、昭和ビル・ガーデンビルは解体がほぼ終わり。表の労災とかの掲示には発注者が書いてないが、裏の別の記事を見ると書いてあったりする。地場の業者だが、どうするんだろう?
そして、スパイラスタワーズの取り残された区画。一部(現在パーキングの方)は名鉄保有になったが、残るビルにも動きがあるようだ。現地をみる限りは、名鉄保有になったわけではないようで、解体するにもリノベーションするにもどうなるんだろう?というところ。
栄南エリア飲食店中心の都市型商業施設
名古屋で初のGEMS開発、野村不動産
2019年11月竣工予定 キング観光向え
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2018100201489.pdf#search=%27gems+%EF%BD%8E%EF%BD%81%EF%BD%86%EF%BD%87%EF%BD%8F%EF%BD%99%EF%BD%81%27
http://www.gems-portal.com/series/detail.php?id=15
栄南と言われてもあんまりピンとこないです。ここまでひっくるめて栄と呼ぶか、矢場町と呼ぶようなイメージがあります。
栄ミナミ、キタという名称について、以下個人的な感想。
大阪は難波と梅田ではっきり特色が分かれるが、栄は全体の街のイメージで丸ごと栄という感じだった。
なので、それを二分して、特色作りを加速している印象。
単に、キタとミナミを区別しているのではなく。
あと、名駅エリアの開発が著しいが、名鉄を含んだ一帯が建て替えられ、名鉄名古屋駅の改修と増設が完了するまではまだ再開発の過渡期。
その間に、栄一帯が再開発を終え、名古屋の都心を彩ることに意義があるように思う。
なので、繰り返すが、栄をキタとミナミで二分するのも、南北で賑やかさを対立、または共有する感覚で都市計画の上で、必要なイメージ作りかと。
栄の北は錦 栄南はは栄 若宮より北は大須 更に東別院 金山と
明確に分ければよい。
広い通りが分かりやすい境界線になるから。