名鉄名古屋本線知立駅の周辺では高架化事業が行われています。知立駅は名古屋本線の特急停車駅であり、三河線の海線・山線の結束点にもなっている重要な駅です。しかし駅自体は高架になっておらず、市街地の分断や渋滞が大きな問題になっていました。
対象となるのは名古屋本線が知立駅を含めた約1.5km、山線が約2km、海線が約1.5kmの区間です。他の高架化と比べて大規模な工事となります。2月には下り線が仮線に移行しました。ほぼ半年ぶりのレポートです。
跨線橋から豊橋方を見ます。前回はなかった小さな重機が1台稼動しているのが見えます。ここに高架が建設されますが、まずは盛り土を均す必要があります。
駅構内のレイアウトも多少変わっています。以前使われていた旧下り線ホームは解体を待つばかりとなっています。
名古屋方を少し歩いてみます。
前回、高架の柱が建ち始めていましたが、今回はどうでしょうか。右奥に構造物が見えます。
高架橋が出来ています。長さにして100mにも満たないものですが、いよいよ本格的な高架が建ち上がりはじめました。
幅が少し狭く見えます。1線分もないようなので、写真の向こう側に継ぎ足すものと思われます。鉄筋が曲げてあるのが分かります。
駅前の整備も進みます。
21階・68m(高さ推定)のタワーマンション「エムズシティ知立ザ・タワー」は低層部含めてほぼ完成です。
施設全体名称は「エキタス知立」に決定しています。左の縦ルーバーを強調した建物は駐車場、中央右の構造物はエレベーターでしょうか。正方形のパネルにはテナントが入るものと思われます。テナントは現在募集中ですが、飲食店やクリニック系が想定されています。
知立駅周辺は区画整理の真っ最中です。細い路地や低層ボロビルは次々と解体され、高架化と共に新しい街へと生まれ変わろうとしています。右の薄緑の雑居ビルもそのうち解体されることでしょう。
エキタス知立は来年4月開業予定です。次はその頃にレポートしたいと思います。
コメント
2019年7月には知立駅前に「東横イン名鉄知立駅前」ができるようです。
4月開業予定ですが、3月にしてテナントは歯医者と学習塾しか入居してません。入居が決まっていた飲食店も構造上に欠点があり、すべて撤退しました。現在、ガラガラです。