12月10日、名古屋市はポートメッセ新第1展示館の整備事業者に竹中工務店のグループを選定したと発表しました。ポートメッセの現1号館は老朽化が著しく、空調設備も無いため、建て替えが決まっていました。
新1号館の展示面積はおよそ2万平米(211m×95m)です。無柱空間としては国内最大級の広さを誇ります。単に見本市としての機能だけでなく、スポーツ施設やコンサート会場など、多目的な使用も可能です。完成は2022年10月の予定です。
引用名古屋市国際展示場新第1展示館整備事業における落札者の決定について
こちらが新1号館のパースです。割とカッコいい!海外のサッカースタジアムなどにありそうな曲線を使った斬新なデザインです。
西側上空から見たパースも公表されています。これを見ると特徴的な曲線デザインになっているのは南西面と南東面だけで、あとは普通の箱型の建物であることが分かります。
さて、これらのパースからいくつか気になることがありますね。まず、建物があおなみ線の延伸方向と被っているように見えます。程度にもよりますが、この建物が出来たらあおなみ線をこのまま伸ばすことはできなくなり、地下化が必須になります。
ただし、延伸先は海の下を通るため、この建物が無くてもどこかで地下に潜るのが必要になります。以前の延伸記事で書いたように、野跡から金城ふ頭の間で地上に潜るのが現実的でしょう。よって「新1号館の完成によってあおなみ線の延伸計画が不可能になる」と考える必要は無いと思います。個人的には空港アクセスに関しては武豊線延伸が優先だと思っているので、今回の件は余り心配していないのですが・・・
次に1枚目の左端と2枚目の中央やや左に移っている建物。薄く描かれていますが、これらはどの程度まで具体化しているのでしょうか。確か計画ではホテルやコンベンション施設の整備となっていたはずです。新1号館と同時に完成するのでしょうか、気になります。
最後に2枚目の建物奥に泊まっている大型船。本来ここは大型の船客を扱う場所ではありませんが、今年6月、金城ふ頭に大型クルーズ船寄港施設を整備する方針が伝えられました。

あれから半年経ちます。そろそろ何か続報が欲しいところです。完成時期は2022年頃とのことなので、新1号館の整備完了時期と一致します。
現在の敷地の様子です。最近まで臨時駐車場として利用されてきましたが、現在は新1号館建設に伴い閉鎖されています。
名古屋市の展示場整備は迷走してきました。市長は空見ふ頭やら稲永ふ頭と妄言を繰り返し、あきれた県は常滑に独自に展示場を整備。今、市長はIR誘致で突然ナガシマ案を出すなど、同じこと繰り返そうとしています。あおなみ線のSLなどいろいろアイデアを出すのは面白いのですが、もう少し現実性を考えて検討して欲しいです。
展示場に話を戻すと、今回ようやく新1号館建設が具体的な話まで進み、私としては良かったなと思います。ご存知の通り、これが進まないとレゴランドの拡張も進みません。レゴランドは当初予定では2021年拡張だったと思いますが、この感じでいくと2025年くらいになりそうな気がします。
来年の今頃は工事が始まっていることでしょう。また動きがあり次第お伝えします。
コメント
格好良いデザインでコンサートやスポーツイベントも可能な仕様と、金城ふ頭のリゾート性の一翼も担ってくれそうですね
一昨日のニュース
https://www.kentsu.co.jp/webnews/view.asp?cd=181212300005&pub=1
名古屋市観光文化交流局は、国際展示場コンベンション施設の整備で、デザインビルド(DB)方式で2019年度に発注する方針を決めた。19年度内に事業者を選定し、契約を結ぶ。
コンベンション施設の計画の方も、かなり進んでいるようです
海外首脳クラスを呼んでも恥ずかしくない、一流の施設とホテルが出来ると良いのですが。
数年前の古いものですが、施設イメージ画像が含まれる市のファイルです
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000084/84850/2_2.pdf
展示場をとことん拡大して行くにせよ、IRの金城ふ頭誘致案にせよ、もう用地不足が深刻です
自動車輸出用地として、ふ頭南の船舶停泊用の水域(?)を埋め立てるそうですが
http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000076308.html
北にも20ha程度の停泊エリアがあるので、全域ではないにせよ埋め立て、開発用地を確保できないものかなと思います
ガイシホールしか無かった名古屋にとってバックアップと言う意味でもこれは朗報だと思います。
ガイシホールのバックアップは、愛知県体育館になると思われます。
というか、むしろ愛知県体育館のバックアップがガイシホール、という立ち位置になるのですが。
何故かと言えば、それはその規模にあります。
現在計画される新愛知県体育館は、名古屋市初の『クラスS』での整備を想定しています。しかも、当初より『アリーナ』として設計・建設されますので、見る側・使う側双方への配慮が最大限なされると思われます。
一方でこの新第一展示館ですが、あくまでも展示場です。アリーナとしても使えますよ、というものでしかありません。そもそも、設計の仕方が異なり、施設配置もアリーナと展示場では違います。
そんなわけで、アリーナ専用施設のバックアップになるかは、実際の設計図書が出てこないと判断が難しい。市が当初公表していた参考図書を見る限り、アリーナとしても利用されることのある、幕張メッセ展示ホール9-11号館よりも使い勝手が悪そうでした。
まあ愛知県が、展示面積6万㎡(内1万㎡は無柱ホール)と会議室3400㎡の施設を、約320億円(税別)で作ってしまうので、これとどうにかして『差別化』しようとしたんでしょうが。
展示場という括りで比較してしまうと、新第一展示館は展示面積2万㎡(無柱ホール)で、会議室は付属しません。これで、318億円(税別)かかるというのは到底、有権者の支持を得られませんからね。
個人的には、この新第一展示館は建てるべきでない代物だと思います。各種ニーズからかけ離れてるし、コストもかかりすぎてるし、期待できるところが何もない。
名古屋市長の妄言のせいで、レゴランドにまで被害が出てくるとは…
あおなみ線に関しては、中部国際空港よりもナガシマリゾート方面への延伸が現実的かと思いますね。セントレアへは武豊線の延伸の方が三河方面からの空港利用者需要が見込まれます。
クルーズ船などの発着するターミナルも金城ふ頭への移転が決まっていることもありますし、名港西大橋をくぐらないならば、高架化して伊勢湾岸道に併走、もしくは飛島埠頭・弥富埠頭を経由するような形で西部への延伸も可能かと思います。更には、名古屋競馬場も弥富市への移転が検討されているみたいですし、方角的には、ナガシマ方面への延伸でも良いかと思います。
ただ、利用客が見込めるのが今のところは、
・飛島村内にある各企業の倉庫群への通勤利用者と飛島村住民
・弥富市南部、木曽岬町の住民
・ナガシマリゾートへの観光客と近辺在住者
くらいなので、沿線の開発も必須になってくるかと思いますね。
金城ふ頭のモータープールをポートアイランドに移設できれば
かなりの土地ができますから目標の10ha展示場も夢ではないでしょう。
それが無理でも金城ふ頭の北側の凹の所を埋め立てれば拡張できます。
港の機能を一部失うので問題がないなら、ですが・・・。
レゴランドに関しては、
現在、1号館の北側の一部の土地を確保して
プチ拡張?らしき工事をしています。
あおなみ線の延伸は構想だけで実現しないと思います。
残念ながら、基本的に『名古屋港管理組合』の管轄内にある地区での展示場増設はできません。
名古屋港管理組合は、愛知県と名古屋市が共同で管理しており、立場の上下がありません。
そのため、土地の用途変更なども全て名古屋港管理組合の承認が必要になるため、県側に反対をされると実現をしません。
そして、現状の県・市の関係性や、既に愛知県が空港島に展示面積10㎡を視野に入れた一大MICE拠点が整備されている現実を鑑みると、愛知県が金城ふ頭において、展示場拡張を視野に入れた用途変更を容認するはずもありません。
実際に、名古屋市が最近開催した有識者会議において、現地拡張の方針に決まったのは、そうした用途変更などが必要ないためです。
ちなみにレゴランドの拡張は、計画中の新第一展示場が完成し、『その後』現第一展示場を解体したのちに、建設工事に入りますので、少なくとも2024年度以降ということになります。
ついでに言えば、その建設工事の際に土壌汚染などが見つかれば、さらに遅れていきます。名古屋市に完全に振り回されています。
あおなみ線の延伸構想の非現実性については同意します。無駄です。