栄タワーヒルズは、本町通と若宮大通が交わる交差点の北東角で建設中のタワーマンションです。28階・100.805mの規模で、施工は清水建設となっています。
栄タワーヒルズの建設状況 2018.9
前回からちょうど2か月ぶりの取材です。
交差点から見上げます。建物の形がほぼ完成しているのがわかります。
白川公園から。周辺の建物から頭一つ抜けてかなりの存在感があります。北側に設置されていたタワークレーンは自力で降下し、解体が終わっています。
特徴的な塔屋にズーム。ヘリポートの構築もほぼ完了しています。よく見ると最上階は階高が少し高くなっています。
建築計画の概要が掲示されていました。高層棟はほぼ完成しましたが、これから刀剣博物館が建設されるので、それに合わせて再度看板を掲示しているようです。
工事着手は来月から。完成は2020年6月を予定しています。またタワマンの高さが100.805mに変更されています。これが最高部の高さかは分かりません。
竣工は来年2月予定です。名古屋では珍しい賃貸タワマンですが、成約も順調だと聞きます。刀剣博物館の開業も楽しみですね。
コメント
これからこのような高級賃貸マンションも増えていくのでしょうね。
近鉄不動産も、長期滞在者を対象としたサービスアパートメント事業に参入を発表し、分譲・賃貸マンション「ローレルタワー名古屋栄(仮称)」を着工し、全体の一部をサービスアパートメントにする計画です。リニア中央新幹線の開業を控え、名古屋の都市機能が広がると先見し、居住や長期滞在の需要を取り込む戦略との事。
駅から至近距離で、クリーニングの手配など高級ホテルのような手厚いコンシェルジュサービスを備えているのがこれら物件の特徴です。
今までも、高級タワーマンションを投資目的で購入し、法人契約のみで運営する企業や投資家は居ましたが、よりハイグレードな物件とポテンシャルの高いエリアのタワーマンション時代が名古屋にも到来するのでしょうか。藤ヶ丘や星ケ丘、覚王山と言った文教地区にも波及すれば街に厚みと人の流動性が出てくるのですが。
それを考えると、名古屋駅徒歩圏内で寛げる空間というあれだけのポテンシャルがあるにも関わらず、東京、大阪は勿論の事、福岡、広島、札幌等の地方都市にも劣り、これから先何十年と続く街形成の指標となりつつある則武の再開発構想案がこのレベルという事が、今の名古屋の都市としてのポテンシャルなのかと残念です。
名古屋市は、再開発のふざけた規模縮小によって
自ら「名古屋」のブランドに泥を塗ってばかりですね。
しかし、この栄タワーヒルズは健闘している気がします。