6月8日、名古屋城の本丸御殿が完全公開されました。今回の公開されたのは3つある御殿のうち最も豪華な「上洛殿」という建物で、完成を祝い大勢の人が訪れました。
工事に着手したのはおよそ10年前。その後復元が進められ、1期として玄関と表書院が2013年に、2期として対面所が2015年に、それぞれ公開されました。総工費は150億円とのことです。
歴史ブログではないので詳しく紹介はしません、というか私があまり詳しくないので・・・。今回は天守閣の閉鎖からはちょうど1か月の今、名古屋城の木造復元をめぐる動きをまとめます。
天守閣閉鎖後には、名古屋市はエレベーターを設置しない方針を固めました。これまで意見を募るためとして市はエレベーター設置の有無を先延ばしにしていましたが、ついに決定したようです。
これに対し障害者団体は猛反発。エレベーターなしは時代錯誤の人権侵害だとして、団体側は文化庁にエレベーターなしの城の建設許可を出さないよう要望していました。
市長は「ロボットなどの新技術を開発する」と何度も対話していますが、団体側は「できなかったらどうするんだ」と反発、議論は平行線のままです。
正直、エレベーターがこんなに大きな問題になるとは思いませんでした。みなさんはどうでしょうか。私の主張は長文になりそうなのでまた別の機会に書きたいと思います。
一方で、名古屋市は天守閣閉鎖後に始める予定だった石垣の調査について、未だに着手できていないとのことです。必要な資料を揃えることができなかったのが理由とされていますが、これはお粗末ですね。市は「完成が遅れることはない」と主張していますが、閉鎖直後からこれでは先が思いやられます。
先日久々に金シャチ横丁を見てきましたが、人手はまずまず。天守閣閉鎖で客足が遠のくのでは、と心配していましたが、それほどでもありませんでした。
建通新聞によると、市は今年の夏までに金シャチ横丁2期工事の計画策定を行うとのことです。また2022年頃を目処に新たに芝居小屋を増設する構想もあるようです。
名古屋城をめぐる動きは活発になっています。当ブログでも時々話題にしていきたいと思います。これに関する考察記事も今後公開する予定です。
コメント
河村市長に反発する自民のせいで遅れてるみたいですね
しかし障害者を非難ではないけど、
障害者団体は本当に厄介ですね
暇潰しなのか、どこかに頼まれて嫌がらせしているのかは解りませんけど、団体で反対して頭大丈夫か?って思います
そんなに城に上りたいんですかね?
やることなくて皆で集り反対運動楽しくて意地になり反対してるとしか思えません
エレベーターは他県から散々馬鹿にされて来た事を知らないのかも知れませんが名古屋の為にならない暇潰し運動は早く止めてもらいたいです
まともな障害者の人達にも迷惑かかってしまいます
暇潰しに河村市長も付き合わされて可哀想ですね
もうエレベーターエレベーターうるさく言うなら名古屋から出ていってほしいです
こっちが厄介を名古屋から追い出す運動起こしたいくらいです
市長に反対する自民党が原因で工期開始が遅延している訳ではなく、石垣保全に関する有識者会議・石垣部会と市側が石垣の安全性の面で意見の相違が生まれ会議が紛糾、発掘工期が遅延となったのです。他にも需要予測の問題、防火・耐火の問題、現天守閣の価値の問題、エレベータ設置問題等、そもそも市側が必要資料を揃えなかった事が事の発端です。同じような事が国際展示場新築工事で愛知県側とぶつかり、土壌汚染処理やアクセス面対策資料を期限までに愛知県に提出しなかった為、大村知事が承認しなかった経緯もあります。名古屋市がやる事はスピード感も計画性も見受けられません。そもそも職員を束ねている市長と職員とのコミュニケーション不足や統率力や信頼性が無いからです。
又、エレベーターの件も上記同様に事前に予測できた問題です。完全復元が目的であれば、絶対数もとらざるを得ないと思います。市長が工期中迄に新開発を見つけ対応するというなんの根拠もない安易な対応をする事で、余計に障害者の方に不満や蔑視的に感じたのではないでしょうか。別に暇つぶしとか嫌がらせで反対されている訳ではないと思います。市側が本丸御殿同様に完全復元を第一優先と考えている事を当初から明確にすべきで、早期具現化しないバリアフリー対策案等を出した事が問題も拗らせています。ここまで来たら訴訟リスクは回避できませんが、法廷判断に委ねる他無いと思います。安易な市長とベクトルが合っていない市職員、反対はするが予算を通してしまう市議会。これでは間違いなく2022年竣工など残念ながら、出来るわけありません。
詳細経緯はhttp://www.ombnagoya.gr.jp/tokusyuu/goten/ を。
史跡や日本の文化財である城郭にエレベーターなんて不要です。
エレベーターが設置されてしまうなんてことになったら、今回の完全復元天守閣の意味をなさなくなってしまい税金の無駄になるだけです。
完全復元という名目で始まった案件であり、これでエレベーターを設置するとなれば文化庁の承認も得られない可能性もあります。完全復元する事で本丸御殿を復元した価値も見出されると思います。熊本城はエレベーターを設置するようですが、完全復元を謳うからにはやはりエレベーター設置は困難かと思います。特に城等の文化財をバリアフリーにする事は極めて難しく、本末転倒になる可能性すらあります。障害者団体の方たちの意見もよく分かりますが、この事で竣工が遅延し、維持費を含めた管理費に税金が湯水のように使われる事は承諾しがたいです。
障害者団体が本当に邪魔でムカつきます
なぜあんなに偉そうなんでしょうか
国宝の松本城(長野)、犬山城(愛知)、姫路城(兵庫)、彦根城(滋賀)、松江城(島根)に加え、弘前城(青森)、丸岡城(福井)、備中松山城(岡山)、丸亀城(香川)、松山城(愛媛)、宇和島城(愛媛)、高知城(高知)もエレベーターは設置されていませんがこれほど反発をされていません。完全復元が出来ないのなら、現況の城を耐震改修を完璧に行えば問題ないです。市長が固執してる名古屋城は観光コンテンツの一部であり、城とテレビ塔しか思い浮かばなかった昔と異なり現在、レゴランドやジブリパーク等名古屋の観光コンテンツは着実に増え続けてます。又、伊勢や高山・飛騨という中京エリアにまで広く捉えれば、インバウンドも含めて充分グローバルにアピールコンテンツは広がります。正直、本丸御殿が復元完成し、名古屋城自体の完全復元にそれほど拘りはありません。それよりそのコンテンツへの他県・他国から来名される観光客の為の交通アクセス整備、SNSやJetroと連携した国内外の情報発信、周辺の設備及び案内整備を徹底的に行わない限り、コンテンツ同士のリンクが出来ず只の点開発となり集客や興味の持続継続には繋がらないでしょう。例えば、他県はインバウンド増加で街の公共施設を含めた環境整備を積極的に行っています。城や建物が綺麗になっても観光客が使用するトイレが今だ和式トイレという片手落ちな事を相変わらず気づかないのは最悪です。優先順位を履き違えています。
天守復元、石垣で対立 名古屋城「22年完成」揺らぐ。河村たかし名古屋市長が旗を振る名古屋城の木造天守復元が予定通りに進むのか、不透明になってきた。という記事が出てました。予想通りの展開になってきたのが残念です。文化庁側は石垣保全を重視する姿勢のほか、戦後に建設されたコンクリート製現天守も価値ある建物との見解を示している。この問題を解決しない限り計画は進まない事を暗黙に指し示しています。その上、エレベーター設置問題もあります。河村市長は「木造天守復元への市民の期待は大きい。全力を挙げる」と強気だが、議会からは「計画は、まったく前に進まないだろう」と議会との意見の食い違いが。市長はいつも足元の問題解決を計画的に行わず、自己的希望だけを述べて廻りを振り回している。実際、城の復元は事前市民アンケートでも賛成より反対が過半数を超えていた結果内容であったにも関わらず、強引に押し通した案件である。市長が言う「市民の期待は大きい」とは何処の市民の事なのか?市長が、全力を挙げなく行わなければいけない行政は他に山ほどある。愛知県国際展示場時と同じで、失策を全く学習することなく同じような事を繰り返している。所詮、メッキは剥がれるのである。
ついに文化庁への提出諦めたね。名古屋城復元が2022年竣工が難しくなってきたら、今度は愛知県が検討しているIR誘致事業を邪魔し始めたな。愛知県が既に検討検証を公言、進捗しているのに。立候補は1県1箇所限定であるのに何を考えているんだ。新国際展示場の時と同様だな。名駅エリアの何処にMICEを造る土地があるんだ。もう末期だな。