進化が止まらない梅田再開発 駅南編

今回は大阪編の第2弾として、大阪駅の紹介と梅田南側の再開発をお伝えしていきます。第3弾では梅田北側の再開発をお伝えする予定です。

まずは大阪駅の紹介から。大阪駅は1日250万人以上が利用する西日本最大のターミナル駅です。JR以外には地下鉄御堂筋線、谷町線、四つ橋線、阪急、阪神が乗り入れています。この中で大阪駅と称するのはJRだけで、他の線は「○○梅田」を名乗っています。これらの駅は巨大な地下迷宮でつながっており、複雑怪奇なその様子はダンジョンさながらです。

今回取り上げるのはJR大阪駅です。2013年に大規模な工事が行われ、ホーム上空に巨大な屋根がかけられました。

その様子です。もうすごすぎて言葉が出ませんよね・・・数年前初めて来たときは本当に感動しました。今でも行くたびに感動します。

本当に洗練されている大空間。その雰囲気はもはや駅ではなく国際空港です。

2013年の工事の際北側にビルが増築され、そこに接続するような形で屋根がかかっています。写真は北側に出来たビル(ノースゲートビル)方面を向いています。こんなすばらしい空間から絶え間なく発着する電車を眺めることができます。もう何時間でも居られそうです。

ところで写真中央には金の時計が見えますね。反対側には銀の時計がありました。これは名古屋駅のパクリでしょうか(笑)

しかしそんなことはどうでもよくなってしまうくらいカッコいいのが大阪駅。ノースゲートビルからグランフロント方面に広がる大空間は圧倒的な都会感です。

この駅からはJR西日本の本気が伝わってきます。西日本一のターミナルに相応しいクオリティを誇る大阪駅、まだ行かれたことのない方や「大阪=道頓堀、汚い」というイメージを持っている方はぜひ行ってみてください。本当に考えが変わると思います。

さて、ここからは梅田の再開発をお伝えします。といっても数が多すぎるのでこの記事では駅の南側で進行中のプロジェクトをレポートします。

駅の南側では主に3つの巨大なビル計画が進んでいます。まずは「梅田1丁目1番地区」、大阪駅の真ん前の超一等地です。

ここで行われているのは阪神百貨店の建て替えです。老朽化したビルを集約し38階・188.9mの超高層複合ビルを建設します。かなり巨大なため工事は1期、2期に分けて行われます。

現在進んでいるのは1期工事です。右側に少し見えているのが現在の百貨店で、これを取り壊し超高層ビルを建設するのが2期工事です。

先日、事業主体の阪神阪急HDからプレスリリースの発表がありました。それによると、1期工事の竣工は今月27日、阪神百貨店の部分開業は6月1日になるとのことです。また新ビル名称は「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」に決定したようです。既存の梅田阪急ビルは2期工事完成後「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称されます。

その梅田阪急ビルのオフィスロビーから見た様子です。巨大すぎて全部収まりません!

2期工事が進めばこれが超高層部と合体するため、ものすごい大きさのビルが誕生することになります。

写真左下をご覧下さい。大都市での規制緩和により、これまでできなかった道路上空にもビルが建設できるようになりました。このプロジェクトでは規制緩和をフル活用することで古いビルを集約化、巨大ビルの建設が進められています。

引用阪急阪神HDプレスリリース(PDFファイル)

完成予想図です。2期工事の完成は2022年春の予定です。

梅田阪急ビルのオフィスロビーから今度は南東方向を見ます。敷地はわずかしか確認できませんが、中央やや左に「梅田曽根崎計画」として54階・193mのタワーマンションが建設されます。193mは梅田エリアでは最も高く、大阪市内でも有数の高さとなります。

建築計画のお知らせです。私はいろんな地方の再開発を取材するので、行った先々でこの種の看板を見ていますが、大阪の看板が一番すばらしいと思います。例えば住宅の戸数や完成時期などの細かい情報は、名古屋の看板にはありません。さらにすごいのが平面図と立面図が載っていることです!これなら敷地内で建物が建つ場所を分かりますし、だいたいのボリューム感をつかむことができます。大阪のような図が入った看板が全国標準になるとうれしいです(笑)

引用大阪市環境アセスメント(仮称)梅田曽根崎計画

完成予想図です。白黒のモノトーンの引き締まった印象のビルです。

最後は大阪中央郵便局の建て替えです。計画名は「梅田3丁目計画」で、38階・188mのオフィスビルが建設予定です。

ただし計画はかなり遅れていて、ここ数年間は低層店舗による土地の暫定利用が続いています。これまで紹介してきた2つのプロジェクトと比べると先行きは不透明です。郵便局のビルなので、完成すれば東京や名古屋と同じようにビル名が「JPタワー大阪」、商業施設が「KITTE梅田」になると思われます。

いかがでしょうか。西日本一の巨大ターミナルとして君臨する梅田は、駅の南側だけで3つの200m近い巨大ビル計画を抱えています。しかしこれだけではありません。駅の北側には貨物ヤード跡の広大な用地があり、壮大な開発計画が予定されています。その様子は次回お伝えします。

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コメント

  1. 匿名 より:

    名古屋も見習いこれくらい景気良く高層ビル建ててほしいですね

  2. 匿名 より:

    大阪は勢いは東京と同じレベルと感じます。松井知事と吉村市長とのベクトルが強固である事が一因でしょうね。愛知は大村知事は積極的に国際展示場やジブリパーク、新愛知県体育館構想案を立ち上げていますが名古屋市長は名古屋城や周辺一辺倒。大阪との都市競争がますます広がっていきます。選挙時ばかりにしゃしゃり出るてくるのではなく、誰も今時使っていない汚い名古屋弁で、ネガティブな発信ばかりするのではなく、抽象的な発信ではなく自ら積極的に魅力都市となれるよう旗振り役に徹して欲しいものです。