9月29日、納屋橋再開発の商業施設「テラッセ納屋橋」がオープンしました!初日に様子を見てきたのでさっそく紹介したいと思います。
テラッセ納屋橋は食品スーパー「ラ・フーズコア」を核店舗とする商業施設です。専門店は全部で21店あり、その中にはフィットネスクラブや大学のサテライト施設など、都心ならではの店舗もあります。
敷地は東西で1階分の高低差があり、西側の2階入口と東側の1階入口が同じ高さになっています。西側の1階は東側では地下に相当するため、その部分は駐車場として利用されています。よって1階には飲食店が3店舗、サービスが2店舗あるのみで、メインフロアは2階と3階という感じです。
2階(東側から入れば1階)は食品スーパー「ラ・フーズコア」があります。ビジネス街であり、ある程度大きな規模のスーパーがほとんどなかった伏見界隈では重宝する店舗になりそうです。
同じフロアには280席を備えるフードコート「納屋橋ダイニング」があります。窓際の席では堀川や納屋橋の景色を楽しみながら食事ができます。
3階です。最も大きな面積を占めているのはカインズの都市型店舗「スタイルファクトリー」です。その名の通り、自分らしい生活空間を創る個性的なインテリアやコーディネートの楽しさなどに重点が置かれており、既存のホームセンターとは一線を画しています。
同じフロアには、フィットネスクラブの「メガロス24」や名古屋芸術大学の地域文化交流センターがあります。このような施設は郊外形SCではあまり見かけません。都心立地の強みを生かしたテナントと言えます。
4階(屋上)からは堀川の流れや納屋橋を望むことができます。
納屋橋エリアは、地域の中心となるような商業施設がなく、これまで人々の目的地となることはあまりありませんでした。しかし近年では、毎月第4週末に開催される「なやばし夜イチ」や旧加藤商会ビルを利用したアートギャラリーの開催など、このエリアが次第に活気づいているように思えます。納屋橋ルネサンスタワーズの構想があったことを思うと現在の規模は残念ですが、それでも納屋橋エリアの核となる施設ができたのは喜ばしいことです。
というわけでテラッセ納屋橋、開業おめでとう!完成を祝して、この記事を終わりたいと思います。
コメント
最近、納屋橋界隈が話題にならないですが結構水面下では面白い事が起こっていそうな・・・JAL Cityや堂島ロールの新しいカフェRivage Moncherが進出してきています。これで地下鉄の駅が出来たら利便性が著しく向上し、東和不動産の再開発もある納屋橋市場界隈を含めたまた新たなスポットが誕生するのでは。欲を言えばもう少し堀川護岸を整備再開発し、大阪・道頓堀のような長い距離で水辺を寛げるエリアが出来るといいかも。
東山線の新駅(納屋橋?)の竣工を2027年を目指すと名古屋市が発表してましたが、名古屋市の仕事の鈍足さに呆れる限りです。箱物建てて交通インフラを全くと言っていいほど熟慮していない為に、エリア全体に拡がりの無い単発開発となり、連鎖反応や開発後による街の一層の魅力向上にも繋がっていない。東京も大阪も福岡も新規事業案立ち上げから、費用対効果からブランデイング、工期も含めて遅くても4~5年以内には竣工しています。悪戯に時期を延ばして、市長が任期満了し去るのを待ち廃案事項にする思惑があるのかと勘ぐってしまいます。であったら、竣工時期が極めて不透明になった天守閣復元事業の方を、廃案事項にして欲しいくらいです。あれだけの経費(税金)を入れ込むなら、本当に市民の為になる公共施設や交通インフラ整備に回して貰いたいです。